複合機やコピー機でFAXの送受信をする場合、カウンター料金は発生するのか疑問に思う方もいらっしゃるはずです。
オフィスやで複合機・コピー機を使用する際、できるだけ無駄な料金を発生させないために、カウンター料金はどのようなもので、どんなときに発生するのかは事前に知っておくべき項目。
今回は「FAX送受信の場合」にフォーカスして説明しましょう。
複合機・コピー機のカウンター料金って?FAXの送受信でカウントされる?
これから複合機やコピー機をオフィスに導入する場合、そもそもカウンター料金とは何なのかご存知ない方もいらっしゃるでしょう。
まずはカウンター料金とは何なのか、FAXの送受信にも関係しているのかから知っておいてください。
そもそもカウンター料金とは
コンビニなどでコピーをする際はその場でお金を支払う「都度払い制」です。FAX機能付きの電話でFAXを送受信する際は、送受信にかかった「時間」がカウントされ、電話利用金と一緒に請求されます。
しかし、複合機やコピー機は多くの場合「カウンター保守」で契約するため、コンビニの複合機やFAX機能付きの電話とは異なる方法で料金がカウントされるのです。
カウンター保守で契約していると、コピーした料金は「カウンター料金」として請求されます。カウンター料金の計算方法は「カウンター料金=(モノクロのカウント数xモノクロ単価)+(フルカラーのカウント数xフルカラー単価)」です。
複合機・コピー機にはカウンター装置がついているため、印刷をするとカウンターの数値が増えていきます。たとえばモノクロ印刷を5回行えば、モノクロのカウント数は5になる、というイメージです。
FAXの送受信でもカウントされるのか
では次に、FAX機能を使った場合はカウンター料金が加算されるのかを見ていきます。
カウンター料金とはモノクロもしくはフルカラーで紙に印刷をした場合に発生するものです。そのため、データを送信するだけのFAX送信ではカウント料金は発生しません。
FAXを受信する際も、受信したFAXを紙に印刷しなければ、カウンター料金は発生しないのです。しかし、FAXで受信したデータをプリントアウトしてしまうとカウント料金は発生してしまうので注意しましょう。
カウンター料金節約!FAX受信で印刷しないためのポイント
カウンター料金を節約するには、必要な場合を除いてFAX受信で印刷をしないことがポイントです。
FAXが送受信できる複合機・コピー機はものによって受信したFAXのデータを印刷しないように設定できます。
印刷しない方法には、
- 複合機、コピー機内にデータを蓄積させておく
- パソコンに転送する
- メールに転送する
などがあり、いずれかを選べばカウント料金は発生しません。
しかし中には「送られたFAXは紙ベースで保管しないといけない」という方もいらっしゃるでしょう。紙ベースで必要となると、カウント料金の発生はやむを得ないと思うかもしれませんが、そうでもありません。
送られてくるFAXの中には、営業FAXなど必要でないものも混ざっているはずです。受信したFAXをプリントアウトするよう設定していると、不要なFAXまで印刷されてしまい、無駄なカウンター料金が発生してしまいます。
そこでデータを蓄積する方法を選べば、必要なものだけ選択してプリントアウトすれば良いですからコスト削減につながるはずです。パソコンやメールに転送する場合でも、要不要を判断してからプリントアウトできますので、カウンター料金は節約できます。
まとめ
複合機やコピー機のカウント料金は、FAXの送信では基本的に発生しません。FAXの受信でもプリントアウトしないよう設定しておけばカウント料金は発生しないので、料金を節約したい方はぜひ設定を見直してみてください。