毎年年賀状の季節になると、どうやって印刷するか頭を悩ませる方もたくさんいらっしゃることでしょう。
印刷する枚数が多い場合、印刷コストも見逃すことができません。
そこで今回は、自宅用として年賀状を印刷する場合に、どのような方法があり、どうしたらお得に印刷できるのかについて紹介していきます。
●郵便局で印刷する
年賀状といえばまず思い浮かぶのが「郵便局」ではないでしょうか。
年賀状の配達は郵便局が行いますし、そもそもお年玉付き年賀状は郵便局が販売しています。
しかし、意外と知られていないのが、この郵便局が年賀状のプリントもサービスとして取り入れているということです。
郵便局でのプリントは、さまざまなテンプレートが用意され、その中からデザインや文言を選んだり、あるいは写真をはめ込んで作ることができます。
・デザインの選び方
郵便局のサービスでのデザインは、完全オリジナルデザインを入稿するか、事前に用意されたテンプレートから選択するかを選べます。
・料金
郵便局の年賀状印刷の料金は、
印刷料金+はがき代+オプション代
となります。
相場的にはオリジナル印刷としてそれなりの高額になりますが、安心してすべてお任せできるというのが、郵便局で年賀状印刷をする際のメリットとなるでしょう。
さらに投函の手間が省けるのも便利です。
●コンビニで印刷する
近頃のコンビニでは日常生活に関する、ありとあらゆるサービスが提供されています。
年賀状印刷もそのうちのひとつで、各コンビニで年末になると年賀状印刷のポスターを見かけるようになりました。
コンビニでの年賀状印刷は、それぞれのコンビニブランドごとに異なります。
しかし一般的にデザインを選んだり、自分の写真を使ったりというオリジナルな年賀状を、手軽に印刷できるようになっています。
・アプリを使ったデザインも
例えばセブンイレブンでは、年賀状専用のアプリが用意され、スマホだけでオリジナルの年賀状が作れるようになっています。
納期的にも年末にさしかかると遅くなってしまうと思われるかもしれませんが、セブンイレブンのサイトで確認してみたところ、オンラインで注文すれば12月末時点での申込みであれば2〜3日の納期となっているため、急ぎの注文でも対応可能と言えるでしょう。
・料金
料金的にコンビニでの年賀状は比較的高額となっています。
セブンイレブンの場合、一番安い「シンプル印刷」で100枚印刷した場合の印刷代は5,434円で、1枚あたり約54円となり、これにはがき代と宛名印刷代がプラスとなります。
・急ぎの印刷は店内のプリンターでも可能
ほとんどのコンビニでは店内に複合機が用意されているため、急遽少量の年賀状印刷が必要となった場合、この複合機で印刷することも可能です。
小ロットで年賀状をプリントしたい時は、コンビニの複合機を利用するというのもひとつの方法です。
●ネットのプリントサービスで印刷する
近頃ではインターネット上での印刷サービスも良く目にします。
オンラインでチラシや名刺などを印刷するサービスですが、当然ながら年賀状印刷にも対応しています。
オンラインのプリントサービスは、用意されているテンプレートに、挨拶文を任意ではめ込むことができ、ブラウザ上で文字を入力し、そのまま注文できる手軽さが魅力です。
・プリント専門店ならではのクオリティ
オンラインのプリントサービスはそもそも商業用の印刷を請け負う業者ですから、印刷自体の品質は必要十分。
もちろんお年玉付き年賀はがきにも対応しています。
cvsデータを添付すれば、宛名印刷も同時に行えるのも便利なポイントです。
・価格は平均的
オンラインのプリントサービスは印刷をローコストで実現するのが売りとなっていますので、年賀状印刷も専門の印刷業者に任せる割にはリーズナブルといえます。
ただしこの手の業者は納期によって価格が異なり、注文から発送まで1週間程度の余裕があれば、安く仕上げることができます。
●レンタルプリンターを活用する
このように、自宅用の年賀状印刷のための方法はさまざまなものがあります。
しかしいずれも外注するのが基本となり、その分コスト高になってしまうこともあるでしょう。
もし外注せずに自宅でプリントしたいというのであれば、「レンタルプリンター」というサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
レンタルプリンターとは、一定期間だけプリンターの貸し出しを受けられるサービスで、プリンターを購入するよりもトータルコストがリーズナブルとなる便利なサービスです。
通常時はプリンターが必要でないのであれば、年賀状が必要な時期だけレンタルプリンターを利用すれば、無駄なコストをかけずに自宅で大量の印刷が可能となります。
・プリントし放題プランなら印刷し放題
プリント革命のレンタルプリンターには、インクがなくなるたびに追加する一般的なプランの他に、「プリント放題」というプランが用意されています。
こちらは定額のレンタル料で、どれだけプリントしてもインク代が一定になるという時代を先取りしたサブスクサービスで、年末に大量に印刷したいときに、とても役に立つプランとなっています。
プリンターのインクは自分で購入した経験がある方ならおわかりになると思いますが、量販店やネット通販で購入すると、びっくりするくらい高額だったりします。
しかしこのプリント放題プランであれば、本体のレンタル料を含めてもリーズナブルな料金で利用可能となりますので、まさに年末の年賀状印刷に適したプランと言えるのではないでしょうか。
・一ヶ月ごとの更新が可能
例えば「プリント革命」のレンタルサービスを使えば、契約は一ヶ月ごとの更新が可能です。
不要となったら契約を終了すれば、無駄に料金を支払う必要がないというのも、レンタルプリンターがお得になる理由のひとつです。
しかし年末の年賀状の時期だけ短期でレンタルするという契約はできず、最初の契約は原則6ヶ月となります。
初期費用などの経費がかからない分、この最初の6ヶ月契約が必要となるのは、致し方ないかもしれません。
●プリンターがあるなら互換インクを活用する
もし今すでに自宅にプリンターがあるというのであれば、これを活用して年賀状を印刷するという方法もあります。
しかし先ほど説明したとおり、プリンターのインクは一度交換するだけで数千円かかり、さらに大量に年賀状を印刷しようとすると、1度の交換だけでは済まないかもしれません。
そんなときに活用したいのが「互換インク」です。
互換インクはメーカー純正のインクと同等の性能を持ちながら、圧倒的にリーズナブルな価格設定となっているインクです。
そのため年賀状印刷など、大量の印刷でインクが不足しがちになる時、インク代の負担をぐんと低減できるようになるのです。
ただし互換インクの中には低品質なものもあり、ひどいものだと印刷できないという場合もあります。
そのため、互換インクはあまりに安すぎる粗悪品を避け、信頼できるブランドを探すのがポイントとなります。
例えばプリント革命でも使われている「インク革命」の互換インクなら、レンタルプリンター用として使われている信頼性があるため、安心して利用可能といえるのではないでしょうか。
●自宅で年賀状デザインする方法は?
・サービスごとに用意されているテンプレートも
郵便局やコンビニ、ウェブサービスなどの年賀状印刷サービスを利用する場合、それぞれのサービスでそれなりに充実したデザインテンプレートが用意されています。
このようなテンプレートを使えば、しっかりデザインしたキレイな年賀状が仕上がります。
・年賀状のテンプレートを購入する
もし自前のプリンターやレンタルプリンターを利用するのであれば、デザインテンプレートは自分で用意しなければなりません。
しかし近頃では無料で使えるウェブの年賀状デザインサービスもあるため、このようなデザインを利用しても良いでしょう。
さらに、年末になると書店に年賀状テンプレートの書籍が山積みになります。
このテンプレートはウェブからテンプレートをダウンロードできたりと、便利なサービスが利用可能です。
他人とはひと味違うデザインのテンプレートを利用したいのであれば、このような書籍を活用してデザインしてみると良いでしょう。
年賀状作成専用のアプリであれば、宛名印刷も対応している場合がありますから、より便利に利用可能です。
さらに年賀状にふさわしい毛筆のフォントなどが使えるものであれば、より年賀状らしい雰囲気のある仕上がりが期待できます。