あまり印刷しない人向けのプリンターの選び方

大量に印刷する人に、オススメするプリンター選びは簡単です。
予算の許す範囲で、「連続印刷速度の速い機種」という明瞭な回答を出せます。

しかし、あまり印刷しない人向けのプリンター選びは、実はとても難しいです。
必要なニーズがバラバラだからです。
「テレワークで希に仕事の書類を印刷する必要がある」「撮影した写真を希にプリントアウトしたい」「作成した時にCDにプリントしたい」の様に、したいことは様々で、適したプリンターも異なってきます。

最大公約数を考えながら、あまり印刷しない人向けのプリンター選びを解説します。

プリンターの大きさをチェック

プリンターのサイズは、印刷方式や機能で変わってきます。

写真をL版サイズで印刷したいだけなら、A4サイズ対応のプリンターは必要ありません。
専用の用紙を利用して、コンパクトなサイズの写真専用プリンターをオススメします。
お店プリントと遜色ないクオリティが自宅で楽しめます。

A4サイズ用紙まで対応するプリンターと比較して、A3サイズ用紙まで対応する機種は当然サイズが大きくなります。
置き場所に制約があるなら、大半がA4サイズで対応出来ますし、それ以上のA3・B4サイズがどうしても必要な時だけ、コンビニでプリントする方が合理的です。

「インクジェットプリンター」か「レーザープリンター」かでも、サイズが異なります。
インクジェットプリンターに比較すれば、レーザープリンターは大きく・重くなる事が避けられません。

最近増加しているテレワークで、コピー機能やFAX機能が必要な場合は、複合機を選択する必要があります。
プリント専用機と比較すれば、複合機のサイズは大きくなります。

本当に頻度が少ないなら、必要な都度コンビニに走る事も出来ますが、FAXの送信はともかく、受信するのには機器が必要です。別途機器を揃えるよりも、サイズ的にはコンパクトに収まり、費用も抑えられることが大半です。

印刷頻度が低い場合は、はウォームアップタイムのスペックをチェック

印刷頻度が低い場合に注目するスペックは、何が自分にとって必要か見極めることです。

少なくとも連続印刷速度は、大量印刷が必要な時の指針ですから、無視しても構いません。
使いたい時にパッパッと印刷出来るスピードは、電源を入れてから出力が完了するまでの時間です。その指針はウォームアップタイムとファーストプリント速度です。

電源を入れてから作業が早く完了出来るのは、インクジェットプリンターです。
レーザー方式のプリンターは、必要なパーツ暖めるのに一定の時間が必要になります。

しかし、インクジェットプリンターで印刷頻度が低い場合、インクが乾燥して固まり、正常に印刷出来ないケースが頻繁に発生します。
家庭用の一般的なインクジェットプリンターは、最低でも1週間に1回の印刷出力をすることが望ましいとされています。

印刷頻度が低い場合は、ヘッドのクリーニング作業が必要です。
作業自体はボタンを押すだけで簡単ですが、作業時間に数分は必要になり、最初に正常な印刷を開始するまでに5分程度は掛かります。

これを回避する手段として、インクジェットプリンターの電源を入れっぱなしにしておけば、使わない期間が続いた時にはプリンターが自己で判断して、自動的にヘッドのクリーニング作業が行われます。ヘッドのクリーニングはインクを消耗します。実際に印刷をしなくても、時間の経過と共にインク量は減少していきます。

レーザープリンターでは、構造が根本的に異なるため、印刷頻度が低くても電源を入れておく必要は無く、必要な時に電源を入れれば問題無く印刷が可能です。

家庭用プリンターで満足できない場合はビジネスインクジェットプリンターにしよう

印刷する内容にもよりますが、家庭用のインクジェットプリンターを利用して出力した書類が、会社で印刷した書類に比べて何となく「ボヤッ」としている印象はありませんか?

それは印刷方式が違うためです。
会社での書類印刷は、レーザープリンターで行う事が主流です。
家庭でもレーザープリンターを導入すれば、会社のクオリティと変わらない書類を印刷出来ます。

しかし、レーザープリンターはサイズ重さ共に大きくなり、電力も消費します。
そんな制約が有る場合には、インクジェットプリンターでも、「ビジネスインクジェットプリンター」を選択すれば、大幅に印刷クオリティがアップします。

一番の違いは使っているインクの染料で、従来の家庭用インクジェットプリンターは染料インクを使用しますが、ビジネスインクジェットプリンターでは顔料インクを使用します。
滲みが無くスッキリとした印刷に仕上がります。

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名古屋在住のIT・通信・格安SIMライターです。 プリンターはDOS時代のドットプリンターから使い始めて 初期のインクジェット、モノクロレーザープリンター カラーレーザープリンターを使ってきて モノクロ複合機を経てカラーデジタル複合機リースに到達。 業務用テキスタイル熱転写プリンター 業務用テキスタイルインクジェットプリンター見学に 国内・海外工場に何度も足を運ぶマニアで 日夜情報収集に励んでいます。