自身というのはいつ何時起こるかわからない天災です。
そして地震の規模によっては、オフィスに設置しているプリンターや複合機が壊れてしまうリスクもあります。
では地震の夜プリンターや複合機にはどんな危険性があり、それを防ぐためにはどんな対策を済ませておくべきなのでしょうか。。
プリンターや複合機にとって自身は危険なもの?!
まずは地震による危険性について見ていきましょう。
落下や転倒で破損する
プリンターや複合機にとって地震による危険性といえば、まずは地震によって本体が転倒してしまったり、あるいは落下してしまった時に壊れてしまうというものでしょう。
プリンターや複合機は精密機械の一種ですから、強い力を加えたり、激しい衝撃が与えられると、使用不能となってしまいます。
大型の複合機であれば大きな揺れがあると、もし固定されていなかったら転倒したり、フロアの上を激しく動き回って壁などに当たり、壊れてしまう可能性があります。
デスクの上に設置している中型以下のプリンターや複合機は、デスクから落下してしまい、これもまた壊れて使えなくなってしまう可能性が高くなります。
さらにもし地震によってプリンターや複合機が転倒したり落下してしまうと、通路を塞いでしまうかも知れません。
緊急性を持って避難しなければならないのに、落下したプリンターや複合機で通路が塞がれてしまうと、急いで避難できなくなってしまうかも知れません。
漏電によるリスク
本体が破損してしまうだけが地震の危険性ではありません。
プリンターや複合機の中には本体内で高電圧の電気を使っている機種があり、その場合地震の震動や転倒による破損が原因で、漏電してしまうリスクがあります。
機種によってはかなりの電気が漏電する可能性がありますので、もしそんな漏電したプリンターや複合機に触ってしまうと、かなり危険であるといえるでしょう。
コピー機や複合機が移動してけがをするリスクも
その他にも、就業時間中に自身があった場合に、大きな問題が起こる可能性があります。
一定以上の強さの地震になると、もしコピー機や複合機に地震対策をしていない場合、先ほど説明した転倒などのリスクがあるほかに、コピー機や複合機がフロア上を移動してしまう可能性があります。
ただ移動してしまうだけならともかく、人がいる場所に移動してきてしまうと、人とぶつかり怪我してしまったり、あるいはものや壁との間に人がはさまれてしまう危険性があります。
転倒してしまった場合も、人がそこにいれば押しつぶされてしまう可能性もあるため非常に危険です。
特に大型の複合機は重量が非常に重いため、人に衝突した時の衝撃や押しつぶされてしまった時の重さは相当なものとなりますので、注意してください。
その他にも中型の複合機をデスクの上に設置していた場合、地震の規模によってはデスクから落下する可能性もあります。
その場合周りに人がいると、人の上に落ちてしまうリスクもあります。
中型の複合機もそれなりの重量がありますので、落下した時の危険性はかなり高いといえるはずです。
地震に備えてのプリンターや複合機の対策とは?
このように地震などの災害が起きた場合、プリンターや複合機が破損したり、トラブルの原因になってしまう可能性があります。
ではそんな地震による問題を事前に防ぐためには、どんな対策があるのでしょうか。
付属のアジャスターを必ず使う
大型の複合機は、ほとんどの機種に専用のアジャスターが付属しています。
このアジャスターを使えば、余分なコストをかけずにある程度の予防は可能です。
アジャスターを付けておけば、床の上を本体が移動することをある程度防止できますので、移動による事故を防ぐことができます。
アジャスターはロック機能付きのものがほとんどですから、移動したい場合はロック解除して、移動することは可能です。
ただしアジャスターだけでは大きな地震の際の本体の転倒は防げません。移動に関しても、一定以上の規模の場合は役に立たないこともあります。
そのため付属のアジャスターは、あくまで補助的な予防グッズと考えておいた方がよいでしょう。
耐震ストッパーで地震対策
本格的に耐震使用のグッズを用意したいのであれば、専用の耐震ストッパーがお勧めです。
この耐震ストッパーは大型の複合機の場合オプションとして用意されていますので、導入の際に一緒に設置しておくとよいでしょう。
耐震ストッパーは複合機のキャスター(車輪)部分に取り取り付けるアイテムで、地震などの際にキャスターにブレーキをかけることで、転倒や移動を避けることができるものです。
取り付けも工具などを使わずに簡単にできますので、もし最初の設置後に移動したい場合も、取り外しや取り付けが簡単にでき、作業の手間もかかりません。
地震対策の基本として、オプションとして耐震ストッパーがある機種の場合は設置しておけば地震対策のための有効な手段となります。
もし専用の耐震ストッパーなど、オプションとしての耐震グッズがない場合は、市販の耐震マットなどを利用してもよいでしょう。
プリンターや複合機を設置する際に、足の下にジェル状の耐震マットを付けておけば、ある程度の耐震機能を発揮するはずです。
板金とワイヤーで本体を固定する
しかしもし非常に強い地震が来た場合は、本体の足に耐震グッズを付けているだけでは十分でない場合があります。
さらに揺れによって本体が転倒するのを本格的に防ぐためには、本体をしっかりと壁や床などに固定する必要があります。
設置場所の状況にも寄りますが、床に穴を開け、支えるための板金に複合機本体をワイヤーで固定しておけば、地震の揺れによって本体が転倒することを防げるようになります。
オフィスのプリンターや複合機に保険は必須?!
プリンターや複合機の防振対策としては以上のような方法がありますが、もし万一地震によってプリンターや複合機が破損してしまった場合、保険は使えるのかも気になるはずです。
例えばリース契約時に、契約とともに「動産保険」が付けられる場合もあり、この保険によって自身で壊れた複合機を直したり、新品に交換できたりするのかどうかも、あらかじめ知っておいた方がよいでしょう。
リース契約中は解約できないので要注意
まず知っておきたいのは、リース契約はいかなる状況においても、基本的には途中で解約することができません。
ですからもし地震などによって複合機が壊れてしまった場合でも、解約できないのでリー氏料金は最後まで支払い続けることになります。
ただし現実的には新しい複合機が必要になるはずですから、そのような場合は追加で新しいリース契約を結び、以前のリース料金に載せて支払うことになります。
動産総合保険は地震には使えない
保険に関してですが、ほとんどのリース契約に伴う動産保険は、火災による補償は可能なのですが、実は天災による補償を受けることができません。
天災というのはつまり地震を含む津波や噴火ということになっていますので、地震によって複合機が壊れてしまった場合は、動産保険は使えない事がほとんどなのです。
もちろんこの契約の内容はケースバイケースの場合もあるので、あらたに複合機のリース契約を結ぶ際には、保険に入るかどうか、そして保険の補償に地震が含まれているかどうかも、事前にしっかりチェックしてから契約を結ぶことをお勧めします。