飲食店の印刷コストとは?何にどれぐらいかかるか費用を把握しておこう

飲食店を経営する際、「印刷コスト」は常に必要となる費用の一つです。

赤字経営を防ぐには、印刷コストの種類を把握し、毎月どれぐらい必要なのかを知っておくことが重要。

そこで今回は飲食店の印刷コストの種類をご紹介します。あわせて印刷コストがだいたいどれぐらいかかるのかをご紹介するので、黒字経営をキープするためにもぜひ参考にしてください。

目次

飲食店の印刷コスト1.DMやフライヤー、クーポン

飲食店の印刷コストの一つ目は、

  • DM
  • フライヤー
  • クーポン

です。

新規の顧客を獲得したり、イベントやキャンペーンの情報を知ってもらうために、DMやフライヤーを作成して配布する必要があります。紙のクーポンを発行するなら、こちらも印刷代が必要。

それぞれいくらぐらい印刷コストがかかるかは印刷枚数や依頼する印刷業者によって異なりますが、

  • 両面印刷、ポストカードサイズのDM100枚の作成・印刷コスト・・・10,000円
  • A4サイズのフライヤー100枚の作成・印刷コスト・・・15,000円
  • 名刺サイズのクーポン100枚の作成・印刷コスト・・・1,500円

こちらが相場料金です。

毎月DMとフライヤー、クーポンを発行すると、これらの印刷コストだけで25,000円を超えます。

上記は100枚の値段ですから、200枚になれば倍、300枚なら3倍の金額となるのです。

飲食店の印刷コスト2.掲示物やPOPなどお客様に見ていただく物

飲食店の印刷コストの2つ目は、

  • 掲示物
  • POP

などお客様に見ていただく物です。

手書きで作成すれば用紙代ぐらいで済みますが、プロに依頼すると、

  • A1のポスター・・・7,000円/枚
  • 卓上POP・・・1,100円/2枚

程度の費用がかかります。

一見安いように見えますが、上記は1枚もしくは2枚の価格です。

仮にA1のポスターを5枚作成してもらうと、35,000円の印刷コストがかかります。卓上ポップ50枚なら、27,500円。

これが1ヶ月に必要な金額だとすると、掲示物やPOPだけで60,000円を超え、DM類と合わせると最低でも85,000円ほどかかるという計算になります。

とは言え、どの印刷物も飲食店のPRには欠かせないものです。「印刷しない」という方法でコストを削減するのは難しいですから、1枚あたりの単価を下げる施策が必要となってきます。

飲食店の印刷コスト3.書類や領収書、事務所の掲示物などその他の物

飲食店の印刷コストの3つ目は、

  • 書類
  • 領収書
  • 事務所の掲示物

など、お客様の目には触れない印刷物です。

従業員が5人程度しかいないなら、手書きのほうが手間がかからず印刷コストを削減できます。しかし、従業員が10人以上いるなら、パソコンなどで作成して印刷をしたほうが作成にかかる時間を短縮できるでしょう。

書類や領収書、事務所内の印刷物はプロに依頼せず、パソコンとプリンターさえあれば自分で作成できます。

ただし、パソコン・プリンターを持っていない飲食店は、プロに依頼するかパソコン・プリンターを購入しなければなりません。

パソコンの価格は安くても50,000円前後、プリンターは家庭用の物で20,000円ほど必要です。購入後はインク代と用紙代、電気代のみが印刷コストですが、初期費用が高いのがデメリットです。

プロに依頼するとしても、事務所用の印刷物を請け負ってくれる企業は多くはないため、DMやPOPを作成してもらうときの費用とあまり変わらないかもしれません。

まとめ

印刷物の経営に必要な印刷コストは、

  • DMやフライヤー、クーポン
  • 掲示物やPOP
  • 事務所内の印刷物

の3種類にわかれています。

いずれも新規のお客様を獲得したりリピーターを増やしたりするために必要な印刷物なので、「発行しない」という方法でコストを削減するのは難しいでしょう。

できるのは1枚あたりの印刷コストを削減すること。では一体どうすればコストダウンできるのか、それはまた別記事で詳しくご紹介するとしましょう。

まずは自分の飲食店に必要な印刷コストの種類を把握し、プロに依頼するとどれぐらいかかるのか考えてみてください。

その上で「コストが高い」と感じたら、コスト削減方法を試して赤字経営を防ぎましょう。

この記事を書いた人

OLとして7年間中小企業に勤務したのち、Webライターとして独立。現在はプリンター関係の記事を中心に多数の媒体へ寄稿中。

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