インクが切れて詰め替えインクを使っているとき「詰め替えるときに手が汚れるし、めんどくさい・・・。」と思う人は少なくありません。
そんなときは連続インク供給装置であるCISSを使ってみてはいかがでしょうか。
存在を知らない人もいるかと思いますので、基本的な情報から紹介していきます。
記事の連続インク供給装置CISSを使うメリットとデメリットについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
連続インク供給装置CISSとは
連続インク供給装置CISSとは、簡単に説明するとプリンター外部にインクタンクを取り付け、管を通してカートリッジにインクを供給する方式のことを指します。
基本的には家電量販店などで安価で手に入り、商品によっては価格が純正インクの半額以下という商品もあるほどです。
本体代金が安くコスト削減につながり、さらにインクによる汚れを回避できるため、プリンターや複合機の付属品として人気があります。
特にアジア圏などの海外では、価格の安さから積極的に導入している店舗や企業が多いようです。
メリット
ここからは連続インク供給装置CISSのメリットについて解説していきます。
価格の安さ
1つ目のメリットは、先ほども紹介しました価格の安さです。
プリンターを使っていると、インクは消耗品です。
CISSを使うとランニングコストを大幅に下げられるので、長い目で見てもプリンター・複合機にかける経費を削減できます。
クオリティの高さ
次に、純正品のインクとほぼ同じクオリティという点です。
安いからと言って、純正品よりもクオリティが下がってしますと、業務に支障がでたり、インクの色が薄いとその分濃く印字しないといけなく、結局すぐ新しいのに交換する場合、純正品よりも高くなってしまう場合があります。
しかし、互換インクは純正品とほぼ同じ品質なので、価格を押さえながら品質を維持できるのが嬉しいところ。
クオリティが高く、純正インクのように使え、純正インクよりも安価な場合、当然こっちのほうがいいですよね。
メンテナンスのしやすさ
そして、次にあげられるのが、インクの交換やメンテナンスがしやすい点です。
交換すること自体は、純正インクを交換する際の作業とやることはほとんど変わりません。
そのため純正インクではなく、互換インクを使ったからと言って、交換やメンテナンスなどに新たな手間がかかることはありません。
デメリット
次に、デメリットの部分を紹介していきます。
純正インクより安く、クオリティもほとんど同じなので絶対に互換インクのほうがいいじゃないかと思う人もいると思いますが、もちろんデメリットもあります。
ここからはデメリット部分について紹介しますので、悪い面も検討したうえでCISSを導入するか考えてみてください。
プリンターの故障
一番起こりえる現象の一つとして、プリンターの故障が挙げられます。
純正品ではない為、互換インクを使うと詰まってしまう可能性が高く、その影響でプリンターが故障してしまう場合が多々あります。
プリンター自体が故障すると予期せず大きなコストがかかってしまうので、定期的にプリンターを使って、インクの設置場所の気温や湿度にも気を付けなければいけません。
劣化が早い
CISSは純正インクではなく、互換インクを使ため性能はほぼ変わらないですが、印刷の劣化が早く、すぐに色あせてしまう場合があります。
純正インクとほぼ同等品とはいえ、サードパーティー製品は純正ほどの品質は期待できないものです。
使っているメーカーによってはすぐ故障してしまったり、色あせてしまう場合もありますので、なるべく状態がいいところで保管して、使用期限内に使い切ることが大切になります。
取り付けに苦戦する
CISSを使うデメリットの一つとして、取りつけ方に苦戦してしまう人が多いという点も挙げられます。
商品によっては知識があっても、プリンターに穴をあけて管を通すなどの作業が発生するので、個人で取り付けることはほぼ不可能な商品もあります。
せっかく購入しても取り付けられなければ元も子もないので、不安な場合は業者に取り付けてもらうことをオススメします。
邪魔になりやすい
CISSはプリンターに工事をして取り付ける増設タンクです。
つまりプリンター本体を傷つけ穴をあけ、さらにそこにタンクを取り付けるのでプリンターが大きくなります。
これがとても邪魔になるケースがありますので、スペースがない場合はCISSを取り付けること自体が難しいかもしれません。
取り付けたときにどのくらいの収納スペースが必要になるか、事前に見越してから購入するといいでしょう。
おすすめの連続インク供給装置CISS
手軽に購入できる連続インク供給装置CISSをいくつか紹介します。
試しに利用したいと考えている人は情報を参考にしていただければと思います。
EPSON 連続インク供給装置CISS
1本80mlの大容量インクが6色セットになったCISSで、価格も15,000円とお手頃です。
ただ取り付けは自分で行う必要があるので、素人の方は慣れている人のサポートが必要になるかもしれません。
参考:楽天市場
ブラザー インク詰め替えキット
ブラザーのプリンターに対応しているインク詰め替えキットです。
専用工具が付いているので、セットしてしまえば簡単にインクの交換ができるようになります。
付属品としてカートリッジのインク残量の情報をリセットできる「ICチップ用リセッター」が付いています。
参考:ASKUL
最後に
連続インク供給装置CISSは使い慣れると非常に良い製品になっています。インクも安価で変える為、会社にとっても良いと言えるでしょう。
しかし、いい点だけではなく、デメリット部分もありますので、注意が必要です。
更に、連続インク供給装置CISSは比較的どの商品も取り付け方法が難しい場合があります。
自己責任で取り付け、万が一壊れてしまっても、交換などはできない場合もりますので注意しましょう。さらに、対応しているプリンターも決まっていますので、購入する際はこちらの確認も劣らないようにしましょう。