コピー機をリーズナブルに導入する場合、真っ先に検討するのが中古コピー機の導入です。
まだ使えるコピー機を安く手に入れられるのは嬉しいメリットである一方、購入の際に気をつけておくべきポイントもあります。
中古コピー機導入の際、気をつけておきたい点についてご紹介します。
中古コピー機のメリット
中古コピー機を導入する、メリットから見ていきましょう。
安価に導入できる
新品の大型複合機コピー機は、100万円を超える価格になっている事も珍しくなく、購入すれば大きな負担になりますが、中古のコピー機なら大幅に安く販売されています。
安価なタイプなら数万円程度からあり、10万円から30万円程度も出せば、そこそこの機種を購入する事が可能です。
創業したばかりの個人事業主や、スタートアップ企業では与信の材料になるものが無く、リース契約でコピー機を導入する事は不可能ですが、中古コピー機なら安価な負担額で信用調査不要で購入できます。
導入までの期間が早い
リース契約でコピー機を導入する場合は、販売代理店との商談やリース会社の審査に一定の時間がかかります。
リース契約は新品のコピー機なので、販売代理店やメーカーに在庫があるケースは少なく、注文を受けてから製造する事が多く、納品までに時間がかかります。
中古コピー機なら在庫のある中から選択をする上に、審査や商談が必要無く短期間での納品が可能です。
自分（自社）の資産になる
リース契約では全額支払いを終えても、自分や自社の所有にはならず、リース会社に所有権があります。
中古コピー機を購入すれば、購入者の資産になります。
利用期間が限定されず、思うままに利用ができますし、第三者に転売する事も可能です。
中古コピー機のデメリット
中古コピー機を導入する、デメリット見ていきましょう。
リース契約ができない
リース契約は初期費用の負担無くコピー機の導入ができますが、中古コピー機ではリース契約ができないため、導入には購入が必要で初期費用の負担がかかります。
カウンター料金保守契約ができない
大型複合機コピー機は精密機械でありながら、複数の人間が様々な使い方を日々するため、メンテナンスフリーでは継続利用する事ができません。
そのため多くのリース契約導入のコピー機は、普段からメンテナンスが受けられて、故障時の多額費用負担も無く、消耗品も補充される、カウンター料金を支払う事でこれらの面倒な事を全て外注に丸投げ出来る、カウンター料金保守契約を結んでいます。
中古コピー機ではメーカー保証が受けられない事が多く、カウンター料金保守契約もできないケースが大半です。
中古コピー機の修理やメンテナンスは、基本的に販売店が行う事になります。
その場合、多くはスポット保守契約になり、トラブル時にはその都度に必要な費用負担が生じます。
元々が高額なのでパーツ代なども高く、一回の修理で数十万円がかかる事もあります。
トナーなどの消耗品も、購入者が用意する必要があります。
減価償却が必要な場合も
中古コピー機は購入するので、購入金額によっては資産として帳簿に計上して、減価償却を行う必要があります。
オプションがつけられない
リース契約する場合は、必要なオプションを選択して装着できますが、中古コピー機では必要なオプションが装着されているものを、丹念に探すしかありません。
修理が不能になるケースも
メーカーの部品供給は、発売してから概ね8年＋α程度の10年以内で終了します。
中古コピー機はリースアップした物も多く、リース期間は5年から6年に設定されるケースが多いのですが、その後も2年から3年程度再リースで利用するケースも多く、発売してから直ぐに導入する事ばかりでは無い事も併せて考えれば、部品供給ができない機種も必然的に多くなります。
数年は仮に利用ができても、故障が発生すれば修理が不能で買い換えを強いられる事も出てきます。
中古コピー機を買うときのチェック項目
中古のコピー機の購入に際しての、チェックポイントを確認しましょう。
累計印刷枚数の確認
コピー機には、耐用年数と耐用印刷枚数の2つの寿命があります。
印刷枚数は中古車の走行距離にあたり、極端に少なすぎるのも問題があるケースもありますが、同じ年式なら印刷枚数が少ない方が、確実に購入後のトラブルリスクは減ります。
保守契約
メーカーの直接サポートは受けられない事が多いので、購入後のサポートは確認しておく必要があります。
無料でサポートが受けられる期間の有無や、概ねの修理が必要になった場合の基本料金等は聞いておきましょう。
任意で費用を払えば加入出来るサポートの有無も、聞いておきたいポイントです。
配送設置料
店舗によりますが、本体価格を抑えて配送設置料で帳尻を合わせる傾向にある、中古コピー機販売店もあります。
他社との比較は、総額いくらになるのか？にしてください。
パソコンの対応OSの確認
windowsに関しては多くの場合に問題がありませんが、バージョンによっては対応するドライバが無い事があり、確認する必要があります。
Macの場合も対応OSによって、非対応のケースがあります。
LANでネットワーク接続できても、対応するドライバが無くては稼働しません。
おわりに
中古コピー機の最大の魅力は、高いコストパフォーマンスが期待できる点です。本体価格が新品よりも安いため、初期費用を浮かせるには最適の手段ですが、一方でデメリットも忘れてはいけません。
故障のリスクと価格のバランスを考慮し、最適なモデルの導入を実現しましょう。
リース契約ができない事で、中古のコピー機を検討しているなら、リースのメンテナンスの利便性や消耗品供給、初期費用がかからないなどのメリットは近く、印刷経費が大幅に安くなる、「プリント革命」のレンタルプリンターサービスも検討する余地が大いにあります。
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