プリンター・複合機のレンタル・リースは途中解約できる?解約の流れを解説

「レンタル」というキーワードから、何を連想しますか?
一昔前なら、レンタルビデオ・レンタルDVDが直ぐに思い浮かびましたが、インターネット回線の発達と端末機器の発達で、すっかり見なくなりました。
データを利用した消費行動は、すっかり様相が変わっています。

必要な時に利用するレンタルとしては、レンタカーがあります。
ただし、こちらは数時間から数日の必要な時にだけ、レンタルする事が基本であり、数ヶ月単位で利用するのには割高で、一般的な利用の仕方にはなっていません。

自動車を長期的に、かつ所有せずに利用する場合の手段は、リースが一般的です。
レンタルもリースも、自分に所有権が無いまま利用する事では共通のため、何となく借りる期間の長さによって、短期間はレンタルで、長期間はリースという誤解もあるようです。レンタルとリースでは、全く契約方法や概念が異なります。

プリンターの利用の仕方でも、「レンタル」と「リース」があります。
レンタルとリースでは契約方法や概念が全く異なるため、解約する場合にも全く異なった流れになります。

プリンター複合機のレンタル・リースは途中解約が出来るのか?解説いたします。

文中の価格は全て税抜です。

目次

レンタルしたプリンター・複合機はいつでも解約できる?

誤解があれば最初にご説明したいのですが、レンタルプリンターサービスの中には、数時間や数日単位の欲しい時だけのニーズに対応しているものも有りますが、比較的割高な設定になっています。

レンタルプリンターサービスの利用者は、日常的に利用するメインプリンターやサブプリンターとしての導入が多くなっています。

レンタルプリンターサービスの契約期間

そのため解約という部分では、いつでも自由にOKではなく、契約期間があって、サービスによって期間は異なっています。

サービスごとに詳細を見ていきましょう。

〇プリント放題

プランごとに契約期間が異なります。
フリープランとリミテッドプランでは1年間、バリュープランでは6ヵ月の契約期間があります。

契約期間中の解約は、原則出来ません。
期間中の解約時には、契約期間に足らない期間のレンタル料金を支払う必要が有ります。

たとえば、リコー製A4インクジェットのレンタルプランは、フリープランの29,000円しかありません。
このプランを契約してから半年で解約する場合、29,000円(月額レンタル料)×6ヵ月(契約期間に満たない期間)=174,000円 を支払う必要が有ります。

注意が必要なのは、契約期間は最低利用期間ではなく、自動更新されるということです。

1年間の契約期間の場合、1年後のタイミングで解約を申し出ない限り、自動的に更新されます。そのため、13ヵ月で解約を申し出た場合、11ヵ月分のレンタル料を支払う必要があります。

〇スリホ

スリホの最低契約期間は、2年になっています。

契約期間中の解約には、39,800円の違約金が発生します。

〇エコプリ

エコプリの契約期間は1年です。

最低期間ではなく契約期間で、1年ごとに自動更新されます。

12ヵ月で解約すれば問題ありませんが、13ヵ月目に解約を申し出た場合、20,000円のプランを契約していれば、20,000円×11ヵ月=220,000円 の違約金が発生します。

〇プリント革命

プリント革命の最低利用期間は1ヵ月です。

6ヵ月未満の解約の場合は、満たない期間中のレンタル料が発生します。
その後は1ヵ月の自動更新で、レンタル料は1ヵ月単位のため、別途の違約金は基本的に発生しません。

解約月と自動更新に注意

上記に挙げたレンタルプリンターサービスでは、解約月を逃さずに解約しないと、思わぬ違約金の支払いが発生する場合があります。

また、自動更新があるサービスでは、最低利用期間と異なり、違約金の縛りからは、基本的に逃れることが出来ません。

「プリント革命」では、テレワーク用のプリンターを、企業で一括オーダーする利用が増えています。

経費を会社一括で管理できるほか、仕事の内容によってプリンターが不要になった社員や、退職する社員が発生した場合に、余分な違約金経費を支払う必要が、プリント革命では基本的に発生しないからです。

契約期間が長期だったり、さらに自動更新されたりするサービスでは、このような利用方法には向いていません。

解約はサービス提供会社に申し出れば、機器の返却の方法など具体的な説明が受けられ、違約金が発生する場合は説明があります。

購入したプリンター・複合機は廃棄か売却が基本

購入したプリンター・複合機の場合、そもそも解約という考え方がありません。プリンター・複合機を使わなくなったら、廃棄か売却が基本です。
売却を選択する場合は、一部金額が回収できます。ただし経年劣化したプリンター・複合機に買取価格の保証はなく、大きな期待はできません。

プリンター・複合機を購入する場合は、長年に渡って使い倒す心持ちが必要です。

リースしたプリンター・複合機は途中解約が困難

リースしたプリンター・複合機は原則、途中解約ができません。

リース契約は導入総額にリース会社の金利経費等を加えて、概ね5年から6年程度の契約期間で、月割りしたものが月額リース料です。

月額リース料は、総額にリース料率を掛け合わせて計算すれば出ます。
たとえば、総額100万円×一般的な5年リース料率0.02=20,000円が月額リース料になります。

リースでは機器を借りているということではなく、所有権を持つこと無く分割払いしている状態です。

そのため途中解約する場合は、残債を一括清算する責任が発生します。
前述の条件で、1年間経過時点の解約を希望する場合、月額リース料20,000円×残っている月数48ヵ月=96万円の支払いが発生します。

たとえプリンター・複合機が故障したとしても、途中解約は不可能です。基本的には、契約期間満了まで使い続ける必要があります。

プリンター・複合機を安価に利用する方法

https://printing.ink-revolution.com/

プリンター・複合機を安価に利用したい場合は、「プリント革命」がおすすめです。

プリント革命は、プリンター・複合機を月額契約でレンタルできるサービスです。
6ヵ月以上の利用では途中解約による違約金がなく、1ヶ月前の連絡でいつでも解約できます。プリンター・複合機のスペックに過不足を感じた際は、途中で機種変更も可能です。

「プリンター・複合機を導入したいけど、長期の契約は不安」という場合は、安価で手軽なプリント革命を検討してみてください。

この記事を書いた人

家電・電化製品を専門とするWebライター。前職は電機系メーカーにて設計職に従事。理系出身ならではの観点で、プリンター・複合機を解説します。

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