学習塾のプリンターの選び方

学習塾は学習プリントを大量に使用する、印刷枚数が多い業種です。

小テストや模擬試験など、出力するサイズが異なる上に、同じ物を大量印刷する場合と、その場で数枚必要になる様な、機動力が求められる場合があります。

経費の中でも大きな割合を占めるのに、生徒数が増えてプリント枚数が増えてくると、比較的安易に大型複合機コピー機をリース導入する傾向にあります。

教えるスタッフの効率を上げながら経費の増加を制御する、学習塾のプリンター選びを解説いたします。

目次

印刷したい用途でプリンターを分けよう

生徒数の増加に伴ってプリントする枚数が増加してくると、使っていたプリンターの能力に不足を感じて、大型複合機コピー機をリース導入する流れが、多くの学習塾で展開するパターンです。

しかし、事務所に大型複合機コピー機を導入しても、同時に使用出来るのは1人です。
別のスタッフがコピーをとっていたり、印刷出力していたりする場合は、待つ必要があります。

学習塾に導入するプリンターは、用途に応じた複数台体制がオススメです。

きめの細かい生徒のフォローをするには、弱点を見つけて何度も反復練習が肝心です。
プリントが必要になった都度、教室から事務所に戻っていては瞬発力に欠けて、生徒の集中力や授業の流れも切ってしまいます。

各教室に複合機タイプの小型プリンターを置くことで、仕事効率は格段に上がります。
必要に応じて問題集からコピーをとったり、パソコンからデータ出力をしたりする事が、中座すること無くその場で可能になります。

教える側の効率が上がれば、教わる生徒の学習効率も必然的に上がります。

速さを求めるならプリンターではなく印刷機がおススメ

生徒数が更に増加して、複数の教室を展開するようになると、1回にプリントする枚数も加速度的に増加します。
同じ内容のモノクロプリントを、数千枚単位で印刷する必要が出てくると、大型複合機コピー機でも役不足になってきます。

この場合は、デジタル印刷機がオススメです。
見かけは大型複合機コピー機に近いですが、構造が大きく異なります。

通常のコピー機で複数枚の印刷をする場合、通常は1枚ごとに都度読み込んでプリントしますが、デジタル印刷機は最初に原盤を作成して、それにインクを乗せてプリントします。

イメージとすれば、昔のガリ版印刷に近いと言えます。
もちろん現代は全てデジタル化されているので、スピードが段違いです。

大型複合機コピー機の場合は、高速タイプでも1分間に40枚程度のスペックが主流です。
もっとハイスピードの機種もありますが、機器の値段が高額になり一般的ではありません。
デジタル印刷機の場合は、1分間に200枚程度の印刷が可能です。

たとえば、3,000枚の印刷を行う場合に、デジタル印刷機では約15分で完了しますが、大型複合機コピー機で同じ印刷を行えば、プラス1時間以上余分に時間が必要になります。

1枚あたりのコストも、デジタル印刷機は安価になります。

デジタル印刷機は、同じ原稿の枚数が増えれば増えるほど、1枚あたりの単価が安くなります。
50枚程度の印刷枚数では、大型複合機コピー機をリース導入した場合のカウンター料金、モノクロ1円から2円程度と1枚あたりのコストは変わりません。
しかし、枚数が1,000枚で0.12円程度になり、4,000枚では1枚あたりの単価は0.08円になります。

図や写真がある場合はカラー印刷ができるものを

大量印刷時には、スピードとコストで圧倒的に優位なデジタル印刷機ですが、モノクロ印刷しか出来ません。

科目にもよりますが、理科や社会など図解や地図などは、モノクロよりもカラーの方が見やすく、生徒の理解力向上にも繋がります。
重要なポイントを赤で提示する事も、指導する中では大切ですよね。

カラーを大量印刷する場合、カウンター料金保守サービス契約をしている、リース導入の大型複合機コピー機では、金額が嵩みます。

たとえば、毎分40枚程度のスペックを持つ機種のリース代は、5年契約で概ね15,000円から20,000円程度です。これとは別に印刷枚数に応じてカウンター料金が掛かります。

カウンター料金がカラー1枚20円の契約の場合、2,000枚を印刷すれば40,000円が印刷費用になります。(月額リース料は別です)
印刷に掛かる時間は、50分程度です。

しかし、「プリント革命」のレンタルプリンターサービスを利用する事で、効率を犠牲にせず費用も削減が可能です。

たとえば、A3印刷対応のBIJ-B18プランは、3,000枚まで印刷出来るライトプランで、月額レンタル料は12,000円です。別途カウンター料金もインク代も掛かりません。
毎分20枚の能力があり、2台導入することで印刷速度は大型複合機コピー機に劣りません。
月額費用は、12,000円×2台=24,000円です。

更に2,000枚を印刷した場合、大型複合機コピー機ではトータルの印刷費用は80,000円になりますが、「プリント革命」のレンタルプリンターは24,000円で変わりません。

学習塾のプリンターは「プリント革命」をオススメします。

この記事を書いた人

名古屋在住のIT・通信・格安SIMライターです。

プリンターはDOS時代のドットプリンターから使い始めて
初期のインクジェット、モノクロレーザープリンター
カラーレーザープリンターを使ってきて
モノクロ複合機を経てカラーデジタル複合機リースに到達。

業務用テキスタイル熱転写プリンター
業務用テキスタイルインクジェットプリンター見学に
国内・海外工場に何度も足を運ぶマニアで
日夜情報収集に励んでいます。

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