費用について「jimtec」と「プリント革命」を比較します

購入でもリースでもない、プリンター導入の方法としてレンタルがあります。

レンタルプリンターは、初期費用が掛からず・インクやトナーの費用を気にしなくても良い月額固定料金・保守サービスが受けられる等のメリットが有るサービスが人気です。プリンターの機種は、小型中型複合機・プリンターが中心です。

より高速な印刷能力が必要な場合に、大型複合機コピー機のレンタルプリンターサービスがあります。こちらは、レンタル料以外にカウンター料金が掛かる事が一般的です。

小型中型複合機・プリンターが中心の「プリント革命」と「jimtec」を比較検証しながら、実際に掛かる費用について解説します。

目次

一般的にかかる費用

 

リース契約でコピー機を導入した場合には、初期費用が掛かりません。
機器購入費用の全額を、使用者に代わって販売店にリース会社が支払います。

リース契約は概ね5年間(4~7年程度)の長期契約で、購入代金にリース会社の金利手数料を加えた額を、契約月数で割った月額リース料を契約者(使用者)は支払います。

リース期間中は、保守契約サービスを結ぶ必要があります。
保守契約は何通りかの選択肢がありますが、使用者にとって、最も手間の掛からないカウンター料金保守サービス契約を結ぶケースが主流です。

カウンター料金とは、モノクロ・カラー別に単価を決めて、印刷枚数に応じてリース料とは別途に、月締めで支払う料金です。最低料金が決められていて、全く印刷しない月でもカウンター料金は発生します。

カウンター料金保守サービス契約を結ぶ事で、使用者は機器の管理雑務から開放されます。
トナーの減り具合や不具合等の機器の状態を遠隔で把握して、トナーの補充が自動的に行われます。また、不具合やトラブルが発生した場合にもサービスマンが訪問して対処します。修理に部品交換が必要でも新たな費用は発生せず、修理代・出張費等も含め一切費用が掛かりません。

リース契約の場合、使用者が支払うのは「リース代金」+「カウンター料金」です。

プリンターレンタル費用

具体的なプリンターレンタル費用を算出してみます。

A4用紙30枚/分程度の出力能力がある複合機で、3,000枚の印刷を行った場合の、1ヵ月の費用を比較します。

ジムテック(jimtec)

ジムテックでは「レンタル料」+「カウンター料金」が掛かります。

カラー30枚機

この機種のカラーカウンター料金は、1,000枚までが25円/枚・1,001枚以上が20円/枚です。

月額レンタル基本料金 18,000円+カウンター料金(1,000枚まで)25円×1,000枚+カウンター料金(1,001枚以上)20円×2,000枚=83,000円

モノクロ30枚機

この機種のモノクロカウンター料金は、1,000枚までが5.5円/枚・1,001枚以上が5円/枚です。

月額レンタル基本料金 8,000円+カウンター料金(1,000枚まで)5.5円×1,000枚+カウンター料金(1,001枚以上)5円×2,000枚=23,500円

プリント革命

プリント革命では、「レンタル料金」のみで、カウンター料金は掛かりません。

CL-B30(31枚/分)

月額レンタル料金(ライトプラン) 20,000円

3,000枚のうち、カラーだけでも、モノクロだけでも、混在しても掛かる費用に変更はありません。トナー代・保守料も別途に掛かりません。

その他の費用

プリンターを使用するのに必要な、用紙に掛かる費用は、購入方法を問わずに別途かかります。

他の費用として、送料・運搬搬入搬出費用があります。

送料・搬入搬出費用

ジムテック

対応エリアは、首都圏1都6県(東京都/千葉県/神奈川県/埼玉県/群馬県/栃木県/茨城県)です。

搬入搬出費用が、別途必要になります。

エリアや作業する時間帯等で費用は変わります。
一例として、東京23区内の平日・日中の搬入搬出費用は、20,000円で、同条件の横浜市内で30,000円です。

エレベーターが無い場所で階段作業が必要な場合等、特殊な環境への設置は別途料金が掛かります。

現場で使うパソコンとコピー機の接続設定3台分の費用が、月額基本料金に含まれています。

適正なドライバーのインストール作業が受けられて、パソコンからの出力が直ぐ使用出来ます。

プリント革命

プリント革命は全国に対応しています。送料は掛かりません。

まとめ

同じ30枚/分程度の出力能力が有る複合機で、3,000枚印刷時に掛かる総費用をまとめます。

ジムテック

(カラーレンタル料とカウンター料金)83,000円+20,000円(東京23区内の平日搬入搬出)=103,000円

(モノクロレンタル料とカウンター料金)23,500円+20,000円(東京23区内の平日搬入搬出)=43,500円

*搬入搬出料金は初回月のみです

プリント革命

レンタル料20,000円のみです。フルカラーもモノクロも問いません。

結論

1分間に30枚程度の出力で問題の無い場合のレンタル費用は、圧倒的にプリント革命がお得です。

1日の印刷枚数が500枚から1,000枚以上になる場合には、ジムテックの1分間に50枚程度の出力が出来る機種ならば、時間が大幅に短縮できて合理的です。
短期間レンタルで、大量印刷時にメリットが出ます。

カラー50枚機で前例と同様の試算をした場合

月額レンタル基本料金 25,000円+カウンター料金(1,000枚まで)25円×1,000枚+カウンター料金(1,001枚以上)20円×2,000枚=90,000円

搬入搬出料金20,000円を加えて、合計金額は110,000円になります。

この記事を書いた人

名古屋在住のIT・通信・格安SIMライターです。

プリンターはDOS時代のドットプリンターから使い始めて
初期のインクジェット、モノクロレーザープリンター
カラーレーザープリンターを使ってきて
モノクロ複合機を経てカラーデジタル複合機リースに到達。

業務用テキスタイル熱転写プリンター
業務用テキスタイルインクジェットプリンター見学に
国内・海外工場に何度も足を運ぶマニアで
日夜情報収集に励んでいます。

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