ブラザーの複合機のメリット・デメリットは?他社との違いや特徴と共に解説

ブラザーはミシンメーカーとして有名ですが、現在はプリンターをはじめとしてカラオケ機器なども製造・販売しています。

家庭用プリンター、「MyMio(マイミーオ)」シリーズは有名です。現在、ブラザーは法人用と家庭用プリンターブランドを統合し、「PRIVIO(プリビオ)」として、新しいビジネスモデルを展開しています。この記事では、ブラザーの製複合機の特徴をメリット・デメリット共に解説します。

目次

ブラザーの複合機は小規模オフィス向け

ブラザーの複合機レーザープリンターが中心であり、小規模オフィスや自宅をオフィスにしているところを主なターゲットに製品を開発し販売しています。

A4サイズまで印刷できる機種が主流で、印刷スピードも他社の複合機に比べるとやや遅めです。その分、場所を取りません。家庭用プリンターと同じような感覚で使うことができます。たとえば、店舗のバックヤードやカウンターなどにも無理なく置くことができ、ちょっとした枚数を印刷したいときなどに便利です。

このほか、ブラザーの複合機はモノクロ専用機があります。法人向けレーザープリンターと言えばカラーが主流です。カラーができるプリンターは美しい印刷が素早くできますが、その分ランニングコストがかかります。「自社が印刷するのはほとんどが文字のみの書類で、モノクロ専用で何ら問題ない」という企業には、おすすめです。ランニングコストをぐっと抑えることができるでしょう。

他社と比べたブラザーの複合機のメリット・デメリット

では、ブラザーの複合機は他社と比べてどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?以下に、代表例を紹介します。

ブラザー複合機のメリット

ブラザー複合機の一番大きなメリットは、導入コストが低いことです。

高機能な複合機は価格が高く、レンタルやリースが一般的なものも珍しくありません。レンタルやリースは初期費用がかかりませんが、月々の利用料金がかかり、長く使うほどコスパが悪くなります。
また、「何年以上使うこと」といった縛りがあるメーカーも多く、「他社に乗り換えたいが、規則でできない」と思っている方もいるでしょう。ブラザーの複合機は、10万円をきる機種もあります。高い製品でも15万以下です。

そのため、レンタルやリースではなく購入が主流となっています。このくらいの値段ならば、小さな事務所や個人事務所でも無理なく購入することができるでしょう。このほかのメリットとして、ブラザーの複合機はコンパクトであることがあげられます。複合機は大きなサイズのものが多く、自宅の一室を事務所にしている場合や、小さい店舗などは置くのが難しいこともあります。
しかし、ブラザーの複合機ならば、デスクにも置くことが可能です。小さな使い勝ってのよい複合機がほしい場合もおすすめです。

ブラザー複合機のデメリット

ブラザー複合機は、A3に対応する機種がありません。A3サイズのプリントをしたい場合は、インクジェットプリンターのみになります。

インクジェットプリンターはレーザープリンターより価格は低いですが、インク交換などの手間がかかり、印刷速度も遅めです。また、大量の印刷をする場合は時間がかかり、中とじ・中折・ホチキス留めなどフィニッシャー機能のついた製品もありません。
ですから、大企業でメイン機器として使うには不向きです。これが、他者の複合機に比べてブラザーの製品がシェアを取れない主な理由となっています。

まとめ

ブラザー複合機は、個人事務所や数人の小規模事務所、店舗などで使うのが適しています。月に数百枚しか印刷しない、A4サイズを印刷できれば十分という事務所では、十分に主力機器となるでしょう。大企業では複合機として導入するケースもありますが、A3サイズには対応した製品がないことを覚えておいてください。また、中折機能などもついていません。

この記事を書いた人

家電をはじめ、複合機などのオフィス備品にも強いWebライターです。今後は主にプリンターなどの備品を中心にリースやレンタル業界についても記事にしていきたいと思っています。

目次