プリンターをリース・購入・レンタルした場合のイニシャルコストを比較!

プリンターのイニシャルコストはどの方法で導入するかで変わってきます。

プリンターの導入方法は「リース」「購入」「レンタル」の3種類。ではこのうち、最もイニシャルコストが安いのはどれなのでしょうか?

今回はプリンターをリース・購入・レンタルした場合のイニシャルコストを比較してみます。

目次

イニシャルコストとは?

プリンターを使うには、2つの費用が有ります。
最初に掛かる導入費用と、使っている中で掛かってくる費用です。

イニシャルコスト

初期投資費用の事を表します。
本体価格以外に、設置費用や付随する費用もこれに当たります。

コピーやスキャナー機能・FAX機能がある複合機にするのか、印刷専用機にするかで掛かる費用は異なりますし、プリンターの能力(主に印刷速度や印刷方式)によっても変わってきます。

ランニングコスト

プリンターを利用していく中で掛かる費用は、ランニングコストです。
利用に応じて消耗するインク・トナーや、保守管理費用・用紙代・電気代もこれに含まれます。

ランニングコストの中で、最も大きな割合を占めるのが、インク・トナーの消耗品代です。
プリンターでも大型複合機コピー機では、メンテナンス・修理代に多額の費用が掛かる事も有り、それに対応する方策として、リース導入されている大型複合機コピー機では、印刷枚数に応じて別途料金を支払う、カウンター料金保守サービス契約を結ぶ事が主流になっています。

プリンターをリースする場合のイニシャルコスト

多くの人間が動くリース契約では、通常の安価なプリンターでは採算がとれません。
数多くの他の機器とトータルで、オフィス丸ごとリース等の形態では、通常のプリンターをリースに含める例外的ケースを除けば、リース契約で導入するプリンターは、基本的に大型複合機コピー機に限られます。

リース契約とは、本体代や設置代に加えて、設定費用や運搬費用等の全てを合算したトータル費用で行われることが大半です。

リース期間は主に法定耐用年数を考慮した5年から6年に設定されていて、リース期間中に解約する事は出来ません。
契約期間内に解約するときは、残債の一括支払いに加えて、解約手数料や違約金が必要な場合もあります。

月々に支払うリース料は、分割払いとは明確に異なります。
分割払の場合は、金利を加えた総額を支払い回数で割り、支払いが済めば所有権はユーザーに移りますが、リースの場合はリース期間が終了しても、所有権はリース会社に有る状態は変わらず、引き続き利用したい場合は、再リース契約を結びます。

所有権が移らない形態なので、利用料に近い位置づけと捉える事も出来ますが、機種代の一部で支払いが済むという事でもありません。

リースはリース料率が用いられ、総リース額にリース料率を掛け合わせることで、月々のリース料が算出出来ます。

総リース額100万円を5年契約で、リース料率2%の場合、100万円(総リース額)×0.02(リース料率)=2万円 が、月額リース料になります。
支払総額は、2万円(月額リース料)×60回(リース期間)=120万円になります。

リースではイニシャルコストは基本的に不要ですが、100万円のプリンターを5年間に渡って総額120万円を支払う、絶対に途中で反故に出来ない約束をしている認識を持つ必要が有ります。

プリンターを購入する場合のイニシャルコスト

プリンターを購入する場合のイニシャルコストの種類は、

  • プリンター本体代
  • プリンターの配送費
  • プリンターの設置費

の3種類です。

本体代はプリンターのメーカーやモデル、新品か中古かによって値段が変わりますが、だいたい100万円ほどは必要でしょう。配送費と設置費はリース契約と同じく無料にしてくれるメーカーもありますが、有料の場合は各5,000~10,000円ほど必要です。

そのため、プリンターを購入する場合のイニシャルコストは1,005,000~1,010,000円となります。

それ以外のプリンターの場合

イニシャルコストは、基本的に機種代です。
数千円のインクジェットプリンターから、10万円以上するレーザー複合機まで数多くの機種があります。

イニシャルコストだけを考えれば、当然安く販売している機種にメリットが有りますが、プリンターは利用してからの費用が、思ったよりも掛かる事を考慮する必要が有ります。

年賀状や暑中見舞い程度が利用の中心で、印刷頻度がそれほど多く無い場合は、安価なプリンターを選択してもデメリットは大きくありません。
たとえば、Canonの売れ筋プリンター「PIXUS TS3330」は、価格コムの最安値では6,600円で販売しています。この場合、イニシャルコストは6,600円になります。

「PIXUS TS3330」のA4サイズのカラー原稿を印刷するコストは、メーカー発表公称値では1枚約22.2円です。
同じCanonの「PIXUS XK100」では、A4サイズのカラー原稿メーカー発表公称値は約3.9円になっています。

「PIXUS XK100」のイニシャルコストは、価格コムの最安値で38,038円になっています。イニシャルコストの差は、31,438円あります。
しかし、印刷費用の差がA4原稿1枚当たり18.3円あるため、1,700枚程度を印刷した時点でイニシャルコストの差は無くなり、それ以降は圧倒的にお得になります。

自宅でもテレワーク等で印刷する機会が多い場合や、仕事用としてオフィスに導入する場合には、どちらがお得なのか?比べる余地もありません。
ランニングコストだけで無く、「PIXUS XK100」は印刷スピードが優れ、高品位なスキャンやコピーも行える事を考慮すれば、実質的なイニシャルコストの差は、もっと小さくなります。

プリンターは購入時期でもイニシャルコストが変わってきます。
毎年9月から10月頃にかけて新製品が多くなり、型落ちの機種はこの時期の購入が最も安くなり、イニシャルコストが抑えられます。また、年末近くになると、年賀状印刷でニーズが膨らみ、販売店舗ではそれに合わせて安売りを行います。

レンタルプリンターの場合のイニシャルコスト

プリンターをレンタルする場合、レンタルプリンターサービスの内容によってイニシャルコストは異なります。

初期費用や配送料・手数料の名目で徴収があるレンタルプリンターサービスでは、その費用がイニシャルコストになります。

「プリント革命」のレンタルプリンターサービスは、初期費用・配送料等は全て無料なので、イニシャルコストは0円です。

ランニングコストも、レンタルプリンターサービスの内容により変わってきます。
カウンター料金を印刷枚数で徴収するサービスや、インク・トナーの配送料が掛かるサービスでは、その合算金額がランニングコストになります。

「プリント革命」のレンタルプリンターサービスは、カウンター料金が有りません。ライトプランなら3,000枚まで・プリント放題プランで10,000枚までなら、インク・トナーの補充が必要なだけ別途費用無しに受けられ、配送料も掛かりません。

プリンターのイニシャルコストが最も安いのは「レンタル」

プリンターのイニシャルコストを改めてまとめますと、

  • リース契約・・・16,000~21,000円
  • 購入・・・1,005,000~1,010,000円
  • レンタル・・・0円

となります。

プリンターは導入してから、利用する中で費用が継続的に掛かる特性が有ります。
そのため、イニシャルコストだけでなく、使い方に応じたランニングコストも加味した上で検討する方が賢明です。

リース契約でもレンタルでも、イニシャルコストは0円に出来ますが、毎月支払う費用には大きな差が出ます。ポイントはカウンター料金です。

月額18,000円のリース料を支払い、カウンター料金がモノクロ1枚2円・カラー1枚20円で契約している事業所で、モノクロ1,000枚+カラー2,000枚印刷した場合の料金は、18,000円(リース料)+1,000枚×2円+2,000枚×20円=60,000円になります。

たとえば、カウンター料金が無いプリント革命の「CL-B30」のライトプランなら、同じ枚数に掛かる費用は、月額レンタル用の20,000円のみで、月々の費用は1/3に経費削減することが可能です。

まとめ

プリンターのイニシャルコストは大切ですが、導入してから掛かる費用のランニングコストが大きい事もお解り頂けたと思います。

利用の仕方に応じて、両者のバランスを考慮したプリンター選びが大切です。

イニシャルコストだけでなく、トータルの経費削減をしたいオフィスには、「プリント革命」のレンタルプリンターサービスが最適です。

プリント革命は7日間無料でお試しできるので、使い勝手を見る目的でとりあえず申し込みしてみるのもアリです。

この記事を書いた人

OLとして7年間中小企業に勤務したのち、Webライターとして独立。現在はプリンター関係の記事を中心に多数の媒体へ寄稿中。

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