プリンターのインクやトナーの寿命(使用期限)ってある?

プリンターや複合機を使用するのに、インクやトナーなどの消耗品は不可欠です。
印刷が必要になったときに限って、インクやトナーが無くて困った経験はありませんか?

使っているうちに減るだけでは無く、インクジェットプリンターでは、インクが固まる事による不具合を防ぐために、自動クリーニングを行う機種も多く、印刷以外の目的でも時間の経過と共にインクが減っていきます。

プリンター本体の液晶表示パネルや、繋いであるパソコンのプロパティで、インクやトナーの残量は確認出来る機種が大半ですが、もうそろそろ無くなる事を把握していても、ついつい後回しにしてしまう事も多く、後悔しても後の祭り・・・で臍(ほぞ)を噛んだ事がある方も多いですよね。

そんな事態を避けるには、インクやトナーなどの消耗品をストックしておく事です。
しかし、それらの消耗品は生もの程ではありませんが、確実に使用期限(寿命)が有り、保管方法にも一定の気を配る必要があります。

プリンターの消耗品は高価で、安価なプリンターによっては、数回のインク交換をするだけで、本体価格を超えてしまう事も珍しく有りません。
それだけに、印刷ペースを考慮しながら、無駄にならないような、追加購入のタイミイングを見計らう事と、保管方法へ気を使わなければなりません。

プリンターのインクやトナーの寿命(使用期限)、消耗品ストックの保管方法について解説します。

目次

インクの使用期限と保管方法

実は、インクには使用期限と正しい保管方法があります。プリンターの不具合を防止するために、各項目を詳しく見てみましょう。

インクの使用期限

一般的にインクの使用期限は製造から2~3年、開封後は6か月以内に使い切るのがのぞましいです。未開封のままなら密封状態なので数年保管できますが、一度開封すると乾燥しやすくなります。乾燥が進むと目詰まりしやすくなったり、発色が悪くなったりするので、期限内に使い切ることをおすすめします。

インクの保管方法

インクは使う直前まで未開封のまま冷暗所に保管しておき、開封後はすぐにプリンターに取り付けることが大切です。取り付けることで、プリンターの自動設定が起動され乾燥を防げるからです。万が一プリンターに取り付けられないときや、取り出して再度保管する際は、なるべく密閉した状態で保存するといいでしょう。

インクの寿命と保管方法については、「プリンターのインクの寿命と保管方法」も、併せてご覧下さい。

トナーの使用期限と保管方法

次はトナーの使用期限と保管方法について解説します。保管方法にはコツがあるので、内容を参考にして試してみてください。

トナーの使用期限

トナーの使用期限は、基本的に製造から2年以内です。トナーには期限が書かれたラベルが貼ってあることが多いので、確認してみてください。未開封の場合は2年ほどもちますが、一度開封すると期限が短くなることが考えられます。そのままにしておくと中の粉が固まってしまうからです。インクと同様に、開封後は半年くらいで使い切るといいでしょう。

トナーの保管方法

トナーは原則、未開封のまま横にして保管することをおすすめします。立てて保管するとインクが中で偏ってしまい、取り付けた後に不具合が起きやすくなるからです。万が一開封後に保存が必要になった際は、購入時に本体が入っていた袋に入れるといいでしょう。袋を捨ててしまった場合は、厚めの布を使うと代わりに役立ちます。

トナーの寿命と保管方法については、「プリンターのトナーの寿命と保管方法」もご覧下さい。

注意すべきこと

インクとトナーの使用や保管にあたって、気を付けたい点をいくつか紹介します。思い当たることがないか、チェックしながら読み進めてくださいね。

直射日光、高温多湿を避ける

インクとトナーは温度と湿度に敏感なため、未開封であっても日差しに当たったり、熱い場所に保管したりすると品質が劣化します。また引火性があり、日光下で放置すると火事になるリスクもあります。日差しと高温多湿を避けられる冷暗所で保管しましょう。

磁気やホコリを避ける

インクとトナーは精密機器なので、磁気やホコリにも弱い面があります。パソコンやプリンターの近くにおいておくと、不具合を起こす原因になるため、電子機器の近くに置くことはやめましょう。また長期間置いてホコリを被らないように、布や段ボールで覆っておくことをおすすめします。

プリンターを長時間停止するのは避ける

プリンター内に設置されているインクやトナーは、自動クリーニング機能のおかげで品質を保っています。そのため、長時間プリンターを使わないと乾燥が進み、不具合の原因になるのです。頻繁に使わないときは、毎月1回を目安にプリンターの電源を入れて数分間起動させましょう。

プリンターの性能を保つためには、利用しない時でも、インクジェットプリンターの電源は入れておく事をオススメします。消費電力も僅かです。

使用期限を過ぎたら使わない

万が一インクやトナーの使用期限が過ぎてしまったら、未開封のままでも処分することをおすすめします。なぜなら、時間が経過してしまうと中身が固まる可能性が高いからです。問題ないように見えても、設置後にプリンターが故障するかもしれません。使用期限をすぎたものは業者に買い取ってもらうか、廃棄するといいでしょう。

面倒なプリンター消耗品ストックから解放される方法

プリンターのインクやトナーには寿命が有り、保管方法にも気を配る必要があります。
また、追加購入をする度に、決して小さくない金額を支払う必要性が出てきます。

それらの面倒な事は、仕事を円滑に進めるために必要不可欠ですが、直接利益貢献には寄与せず、無駄を承知で充分なストックをすれば、経費の増大にも繋がります。

リース契約の大型複合機コピー機なら

オフィスでメインに利用する、リース契約を結んでいる大型複合機コピー機は、消耗品の購入やストックに関しての問題を避けるため、カウンター料金保守サービス契約を同時に結んでいるケースが大半です。

モノクロ・カラー別に、単価が決められているカウンター料金を印刷枚数に応じて、リース料金とは別に支払う事で、消耗品の減り具合を含めた管理を外部に丸投げ出来る事で、適時適切な消耗品の補充が、別途購入費用を伴う事無く受けられます。

中型複合機やサブプリンターもレンタルプリンターサービスなら可能

リース契約のプリンターで、カウンター料金保守サービス契約を締結している以外の、部署やグループごとなど、サブで置いてある購入した複合機やプリンターに関しては、期限を気にしながらの購入や保管の手間は、一般的に避ける事が出来ません。

そんな多大な手間や気遣いは、プリンターを購入するのではなく、「プリント革命」のレンタルプリンターサービスで解消出来ます。

月額のレンタル料だけで、消耗品の追加補充の手間や使用期限の管理等から解放され、プリンターを購入する初期費用も掛かりません。

インクやトナーが切れそうになる残量確認は、ご自身で行う必要がありますが、HPから簡単に追加の消耗品が補充できます。
それに伴う費用は、運送料も含めて追加料金は一切掛かりません。

たとえば、月にモノクロ・カラーを問わず、3,000枚まで印刷可能な「BIJ-C8ライトプラン」は、月額5,500円で利用する事が可能ですし、月に1万枚まで利用可能な「BIJ-C8プリント放題プラン」では、月額8,800円で利用する事が可能です。
別途、カウンター料金などの費用も掛かりません。

消耗品の補充から解放されるだけでなく、印刷コスパの高さから、費用削減に積極的な企業で、「プリント革命」のレンタルプリンターサービスへのスイッチが進んでいます。

この記事を書いた人

テックライター歴5年。通信・ハードウェア業界を中心に、BtoB関連のライティング案件を多数担当。

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