「早いプリンターが欲しい!」
忙しい人ほど、そんなニーズを持つのは当然です。
しかし、よくよく話を聞くと
「目の前で待たせるお客さまに申し訳ない」
というケースと
「会議の時間が迫っているのに、資料の印刷が終わらずにイライラする」
というケースの2つに分かれます。
プリンターの印刷速度の速さの基準は
「素早く1枚を出したい」
という事と
「大量にする印刷の時間を短縮したい」
という事が有ることを知った上で検討してください。
プリンター選びに大切な、印刷速度にまつわる要素を解説します。
まずは大量印刷か、素早く一枚のどちらを重視するかをチェック
プリンターやコピー機の印刷速度は、早いのに越したことはありません。
印刷速度が速ければ、必然的に業務効率は上がりますし、使用するスタッフのストレスも溜まりません。
ただ、基本的に良い物は高いの原則は、やはりプリンターやコピー機にも基本的な適用されて、本体価格が高いほど高性能になる事は間違いありません。
闇雲にコストを掛けるよりも、現在の環境において必要な事は何か?
求める生産性を明確にした上での選択が賢明です。
「操作をしたら即、欲しい1枚が素早く出てくる」ニーズの判断材料は、「ウォームアップ速度」と「ファーストプリント速度」に注目してください。
「大量の印刷を素早くこなしたい」ニーズの判断材料は、「連続印刷速度」に注目してください。
大量印刷の場合は連続印刷速度を確認しよう
大量の資料を印刷する場合、印刷する機器のスペックによって終了までの時間が異なります。
パソコン等の外部からデータを送って印刷する場合は、「連続印刷速度」
コピーの場合は、「連続複写速度」に注目してください。
カタログで確認すると、プリント速度の項目にipmという単位で掲載されています。
ipm(image per minute)の数値は、国際標準化機構(ISO)が定めた条件に基づき計測された1分間の出力枚数です。
たとえば
[カラー]
約20ipm(片面)、約11ipm(両面)
[モノクロ]
約22ipm(片面)、約12ipm(両面)
という記載があった場合は、片面カラー印刷で1分間に20枚のペースで印刷出来る事を表しています。
20ipmのプリンターで200枚の印刷出力をする場合、10分で作業は完了します。
40ipmのプリンターで同じ200枚を印刷出力すれば、5分で作業は完了します。
印刷速度にまつわる、「ipmとppm」についての詳細は、「ipmとppmとは?」もご覧下さい。
印刷速度が上がれば上がるほど、本体価格は上がります。
モノクロでの数千枚単位の大量印刷が多いなら、デジタル印刷機も検討に値します。
最初の1枚が出力されるまでの時間は、通常のコピー機やプリンターよりも掛かりますが、印刷が始まれば、1分間に200枚程度の印刷が可能です。
200枚の印刷なら、1分で作業が完了します。
印刷速度と印刷枚数の目安は?
印刷速度が速いプリンターやコピー機では、一般的に価格が高くなりますが、その理由は単純で、一口に言えば高価な部品が使われているからです。
印刷速度は印刷枚数と大きく関係する
もっとも、速いスピードを実現するためのコストという側面はもちろん有りますが、プリンアーやコピーでは印刷枚数に重きを置いて設計されています。
プリンターやコピー機の法定年数は5年と決まっているので、その期間内は不都合無く印刷が出来る事が求められ、大量印刷に使われるなら耐久性の高い、高価な部品を使う必要が有り、そのため印刷速度も速くなると考えられます。
印刷速度は寿命にも関係する
印刷枚数がそれほど多くない場合に、印刷速度の速いプリンターやコピー機を選択すれば、法定年数を超えても不具合が発生する事が少なく、リース契約している機器なら、安価な再リースをして契約期間(使用期間)が伸びても、大きな不都合は発生する割合は少ないと言えます。
逆に、印刷枚数が多い場合に、印刷速度が遅いプリンターやコピー機を選択した場合は、法定耐用年数の5年を待たずして、不具合が発生する割合が大きくなります。
詳細については、「プリンターの耐久枚数と月間印刷枚数からみるプリンターの寿命」も、併せてご覧下さい。
月間印刷枚数で最適な印刷速度は?
1台のプリンターやコピー機で、コンスタントに月間の印刷枚数が3,000枚を超えるなら、少なくとも適正な印刷速度の機器を考える必要が有ります。
概ねの目安としては、以下の通りです。
・3,000枚まで 20枚/1分間~25枚/1分間 程度
・5,000枚まで 25枚/1分間~35枚/1分間 程度
・10,000枚まで 35枚/1分間~45枚/1分間 程度
・1万枚以上 45枚/1分間~60枚/1分間 程度
印刷速度が高速になれば機器代は上がる
連続印刷速度は、速いほど機器代が高額になります。
具体的に、RICOH(リコー)のデジタルフルカラー複合機で、連続複写速度と価格の関係を、金額順に見てみましょう。全て税抜価格です。
・RICOH IM C6000 2,440,000円~ カラー60枚/分 モノクロ60枚/分
・RICOH IM C5500 1,960,000円~ カラー55枚/分 モノクロ55枚/分
・RICOH IM C4500 1,710,000円~ カラー45枚/分 モノクロ45枚/分
・RICOH IM C3500 1,490,000円~ カラー35枚/分 モノクロ35枚/分
・RICOH IM C3000 1,270,000円~ カラー30枚/分 モノクロ30枚/分
・RICOH IM C2500 1,070,000円~ カラー25枚/分 モノクロ25枚/分
素早く一枚の場合はウォームアップ速度とファーストプリント速度
対面する窓口で使用するプリンターは、欲しい1枚を素早く出力出来る事が重要です。
印刷枚数が少ない場合は、前述の連続印刷速度よりも、「ファーストプリント速度」と「ウォームアップ速度」に注目します。
プリンターでも大型複合機コピー機でも、電源を入れて起動してからでないと動作しません。また、電力を節約するために現在の機器は、比較的短い時間でスリープモードに入ります。
ここから立ち上がる時間をウォームアップタイム・ウェイトタイムと呼んでいます。
この速度=時間は、気温によっても左右されます。内部にある定着器を暖めて使える状態にする必要があるからです。
ファーストプリント速度は、コピー機やプリンターが起動している状態で、印刷指示を行ってから最初の1枚が印刷されるまでに掛かる時間です。
ウォームアップ速度は、早いものなら10秒・標準的には30秒程度
ファーストプリント速度は、モノクロで3秒・カラーで4秒程度
が目安になります。
ウォームアップ速度が10秒で、ファーストプリント速度が3秒の場合、印刷指示を出してから13秒で最初の1枚が出力出来る事になります。
節電という概念からは遠ざかりますが、スピードが必要な窓口では節電モードを調節して常に待機状態にすれば、ウォームアップ時間が短縮出来て、お客さまをお待たせしません。
レーザー方式では熱を利用するため、ウォームアップタイプが必要になりますが、ビジネスインクジェットプリンターなら、熱を使わない印刷方式のためウォームアップタイプが不要になり、即座に印刷に取りかかれます。
お客様をお待たせしないためには、複数の窓口で1台のプリンターを共有するよりも、窓口ごとにプリンターを設置する事です。
別のスタッフが利用中で、担当するお客様をお待たせするのは、ウォームアップ以前の問題ですよね。
大量印刷も素早く1枚も、「プリント革命」なら解決出来る!
印刷速度の不満を解決するためには、どちらもコストが掛かります。
しかし、「プリント革命」のレンタルプリンターサービスなら、どちらも解決出来ます。
大量印刷に連続印刷速度を求める場合
印刷速度を求めれば必然的に価格は上がり、1分に40枚程度の複合機をリースした場合、月額リース料は22,000円程度が掛かります。
大量印刷する事業所で、仮にカウンター料金をカラー1枚11円で契約しているとして、月に1万枚のカラー印刷を行えば、リース代と合わせて印刷経費として122,000円が掛かります。
プリント革命の中型複合機<CL-B30プラン>は毎分31枚のスペックですが、これを2台導入する事で、毎分60枚を超えるスペックを実現して、同程度の超高速機を導入するよりも遙かに安価になります。
<CL-B30プラン>の月額レンタル料は33,000円ですから、2台導入しても66,000円です。
「プリント革命」のレンタルプリンターサービスは、カウンター料金やトナー代などが別途に掛からないため、同様に1万枚のカラー印刷を行っても、印刷経費はレンタル料の66,000円のみで、概ね毎月半額で運用出来る計算になります。
2台導入する事で、導線が2つに分かれる・印刷待ちが解消される・故障のリスクが分散軽減される(2台同時にトラブル発生する確率は少ないため)等のメリットもあります。
素早く1枚を窓口ごとに配置
多くの窓口にプリンターを配置するには、多大な初期費用が発生しますが、「プリント革命」のレンタルプリンターサービスなら、初期費用が掛かりません。
ウォームアップタイプの必要無い、黒に顔料インクを使ったビジネスインクジェットプリンターの<BIJ-C8ライトプラン>なら、月額5,500円で利用出来ます。
煩わしいインクの手配も、契約者webページから簡単に追加が可能で、その費用は配送料まで含めて別途掛からず、レンタル料だけで運用出来ます。