プリンターのインクカートリッジ交換方法

はじめは難しく感じるインクカートリッジの交換ですが、慣れると簡単に交換することができます。しかし、正しく取り付けないと印刷不調や機械の故障の原因になるので注意が必要です。

今回は、プリンターのインクカートリッジをうまく交換する方法や、実際のやり方、使用済みインクカートリッジの処分方法などについてご説明していきます。

インクカートリッジの交換を正しくすることで、プリンターの寿命を大幅に延ばすことができます。ぜひ実践してみてください。

目次

1. インクカートリッジは正しく取り付けないと「印刷不調」の原因になる

プリンターを長く使用するためにも、インクカートリッジは正しく取り付けましょう。

まず、気を付けなければいけないことは、新しいインクカートリッジを取り付ける際、「カチッ」と音がするまでしっかり押し込むことです。初歩的なことですが、インクカートリッジが浮いているとインクがうまく補充されず、印刷にかすれなどが生じます。

また、インクカートリッジのまわりにホコリやゴミがたまっていると、機械がカートリッジを認識せず、印刷自体ができない場合があります。インクカートリッジまわりの掃除を定期的に行うことが大切です。

また、インクカートリッジには寿命があり、極端に古いものを使うと目詰まりなどの原因になります。

使用期限はメーカーによって違いますが、開封前なら約2年、開封後は約6カ月以内に使うことが推奨されています。
目詰まりを超こして修理するとなると時間がかかるので、古いカートリッジは使わないようにしましょう。

2. インクカートリッジ交換のやり方は?

インクカートリッジを交換するときは、できるだけプリンターと同じブランドの「純正インクカートリッジ」を購入して交換しましょう。

例えばエプソンのプリンターなら、エプソンブランドの純正インクカートリッジを使うようにしてください。

ネットでは純正同様に使える激安のインクカートリッジがたくさん売られていますが、純正ではないものを使い続けると機械の故障の原因となります。
他にも、インク漏れやトナーの詰まり、文字のかすれなど不具合が生じる場合があります。

次に、インクカートリッジ交換の方法をエプソンの機種を例にしてご説明していきます。

  1. プリンターに「インクカートリッジ交換」と表示されます。
  2. 交換する色を確認し、「対応方法へ」を選択。
  3. 「すぐに交換」を選択。
  4. 新しいインクカートリッジを用意し、「次の手順へ」を選択。
  5. 原稿カバーを閉めた状態でスキャナーユニットを開けて「交換開始」を選択。
  6. 古いインクカートリッジを斜めに引き上げながら取り出す。
  7. 新しいインクカートリッジを先端側から斜めに入れて「押」の部分を押す。
  8. 正しく交換できると「カチッ」と音がするので交換完了です。

はじめはとても難しく感じますが、実際やってみるとすぐに慣れて簡単に交換できるようになります。機種によって交換方法が違う場合があるので、詳しくはお手持ちの取り扱い説明書をご覧ください。

3. 取り外したインクカートリッジはどうやって処分すればいい?

使用済みのインクカートリッジは「燃えないゴミ」として捨てることもできますが、再利用のためリサイクルに出すのがおすすめです。

お近くの家電量販店に行けば、インクカートリッジ専用の回収ボックスが置いてありますので、入れるだけでOKです。

また、各メーカーではリサイクルのために「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」を行っています。お住まいの地域の区役所や区民センター、図書館などの公共施設、スーパーマーケットに回収ボックスがあるので持っていきましょう。

回収ボックスで回収されたインクカートリッジは、カートリッジの再利用やボールペンなどのプラスチック材料に使われます。

この記事を書いた人

OLとして7年間中小企業に勤務したのち、Webライターとして独立。現在はプリンター関係の記事を中心に多数の媒体へ寄稿中。

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