インクジェットプリンターのインク目詰まりの原因と対策!

しばらく使っていなかったボールペンを手に取り、キャップを取って紙に走らせても、何も書かれずに凹みが出来るだけ・・・と言う経験、ありますよね?

インクの残量は充分残っているのに、何も書けなくなるのは、多くの場合インクが固まっているからです。

同じ事がインクを使って印刷を行う、インクジェット方式のプリンターでも起こります。
ボールペンなら替えが何本もある事で、問題はとりあえず回避する事が出来ますが、家庭で利用されているインクジェットプリンターは、その一台限りである事が多く、特に急いで印刷する必要が出た場合は頭を抱えます。

インクジェットプリンターで、正常な印刷が出来なくなる多くの原因は、インクの目詰まりにあります。

プリンターを快適に利用するために、インクジェットプリンターのインク目詰まりの原因と対策を解説します。

目次

インクの目詰まりが起こるとどうなる?

インクカートリッジに入っているインクが、目詰まりによって正常に用紙に吹き付ける事が出来なくなれば、正常な印刷結果は得られなくなります。

多くのインクジェットプリンターは、カラーごとに複数のインクカートリッジを備えている事が多く、正常に出るカラーと出ないカラーが混在すれば、全く意図していない色で印刷出力は成されますし、全てのカラーが目詰まりしている状態なら、何も印刷されない状態の白紙で、用紙は排出されます。

どちらにしても、インク目詰まりが発生すれば、正常な印刷をする事は出来なくなります。

インクジェットプリンターで正常に印刷出来ない状態になったら、プリンター本体の不調を疑う前に、インクの目詰まりが発生していないか?が、まずは確認する事がセオリーです。

インクの目詰まりの原因

インクジェットプリンターのインクが目詰まりする事を、もう少し詳細にご説明するなら、インクを出力するプリンターヘッドにある、ノズルが詰まっている状態だということです。

その原因を見ていきましょう。

プリンターをしばらく利用していない

インクジェットプリンターでインクが目詰まりする、最も多い原因はプリンターの利用頻度が少ないことです。

概ね1ヵ月以上利用されていないプリンターは、プリンターヘッドに前の印刷で使った残りのインクがプリンターヘッドに付着していて、乾燥することでインクの一部が固まり、ノズルが詰まってしまう状態になる可能性が大きくなります。

本体以外での電源OFF

インクが乾燥しないように、印刷が終了するとインクカートリッジは所定の位置に戻り、乾燥を防ぐキャップがされる様に設計されています。

本体の電源ボタンでOFFにしても、プリンターがしばらく動いてから電源が切れる動作が正常で、インクカートリッジが所定の位置に戻る動きを行っています。

印刷終了後にコンセントを抜いたり、電源タップのスイッチでOFFにしたりしている場合、強制的に電源の供給を失ったプリンターは、所定の動作を行う前に可動を停止してしまい、キャップがされないままで時間が経過する状態を招き、乾燥によるインクの目詰まりが発生します。

ホコリ・不純物がヘッドに混入

本来のノズルの位置は、ホコリや不純物が入る事を許さない様に設計されています。

しかし、紙詰まりなどのトラブルでプリンター内部を開けて作業を行った場合等で、ホコリや不純物がヘッドに混入するケースがあります。

プリンターヘッドにホコリや不純物が入れば、インク目詰まりの原因になります。

寿命

家庭用のインクジェットプリンターは、概ね1万枚程度の耐用印刷枚数で設計されています。

大量印刷を重ねているインクジェットプリンターでは、プリンターヘッドやプリンター本体の寿命を迎えている事が考えられ、インクの目詰まりの原因になります。

インクの目詰まり対策は?

インクジェットプリンターでインクの目詰まりを起こさない対策と、起こってからの対策を考えてみましょう。

電源の常時ON

インクジェットプリンターのインク目詰まりは、利用頻度が高ければ起きる可能性は少なくなります。

実際に印刷をしなくても、1週間に1度程度の電源ONにする事で、プリンターは稼働しなかった時間を自ら把握して、ヘッドクリーニングを行う設計になっているプリンターが大半です。

しかし、家庭用プリンターでは印刷頻度が低いことが多く、利用しないのに電源だけ入れる作業は忘れがちですし面倒ですよね。

そんな場合にオススメするのは、プリンターの電源を常にONにしておく事です。

電源が入っていれば、プリンターが必要に応じてインクの目詰まりを防ぐために、ヘッドクリーニングを自動的に行います。

特に最近の機種は、省電力機能が進化していて、電気代もさほど掛かりません。

プリンターを使わないときは電源をOFFにするべき?常時ONにすべき?」も、是非併せてご覧下さい。

ヘッドクリーニング

既にインク目詰まりが発生している状態の対策としては、ヘッドクリーニングがあります。

インクに通常よりも圧力を掛けて、正常なインクと固まったインクが混じり合う事で、正常な機能を取り戻していくための作業が、ヘッドクリーニングです。

ヘッドクリーニングは、パソコンのデバイス関連操作メニューから実行する事が出来ますし、多くのインクジェットプリンターは、本体の操作でヘッドクリーニングが行えます。

ヘッドクリーニングのやり方など詳細は、「プリンターインクの目詰まり解消の仕方、ヘッドクリーニングのやり方を解説」もご覧下さい。

洗浄液の使用

ヘッドクリーニングではヘッドに付着して固まっているインクに、正常なインクを使用するため、印刷するわけでもないのにインクを消費することになります。

また、ヘッドクリーニングでも解消出来ない、ヘッドの詰まりも往々にしてあります。
ヘッドクリーニングには強度が設定出来るタイプが多く、より強力に行う手段もありますが、プリンターに負担が掛かる上に、解消するとは限りません。

次の手段としては、ヘッドに対して洗剤を使用するイメージの、洗浄液の利用が考えられます。

洗浄液の利用方法は色々ありますが、最も簡単なのはインクカートリッジと同じ形状の、洗浄カートリッジを利用する事です。

洗浄カートリッジの詳細については、「プリンターの目詰まりを解消する洗浄カートリッジとは」もご覧下さい。

この記事を書いた人

名古屋在住のIT・通信・格安SIMライターです。

プリンターはDOS時代のドットプリンターから使い始めて
初期のインクジェット、モノクロレーザープリンター
カラーレーザープリンターを使ってきて
モノクロ複合機を経てカラーデジタル複合機リースに到達。

業務用テキスタイル熱転写プリンター
業務用テキスタイルインクジェットプリンター見学に
国内・海外工場に何度も足を運ぶマニアで
日夜情報収集に励んでいます。

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