互換?リサイクル?4種類のトナーからコスパがいいものをご紹介します!

iphoneをご利用の方でも、スマホケースや充電ケーブルなど全ての関連商品を、全てAppleの商品だけの方は少数派ですよね。
Appleの純正品は非常に高額で販売しているので、Appleとは直接関係の無い、サードパーティと呼ばれる企業が販売する、iphoneの関連商品が数多く販売されています。

レーザー方式のプリンターを利用する時に、消耗品であるトナーは欠かすことが出来ません。
メーカーが販売している純正品の価格は、やはり高額になりますが、iphoneと同様にサードパーティによる、より安価なトナーが販売されています。

純正品のトナーは数々の技術が集約されていて、メーカーや機種ごとにノウハウも異なっているので、直接メーカーと関係の無いサードパーティが販売するトナーは、限られた情報の中で、より純正に近い品質を目指して研究開発がされていますが、具体的な方法は一つでは無く、何種類かが存在しています。

このサードパーティ(純正メーカー以外)が販売する、互換品・リサイクル品などと呼ばれるトナーを、コスパを含めて解説していきます。

目次

純正品と非純正品

 

純正品はメーカーが製造するトナーで、プリンターごとに設計が異なっていて、メーカーが考えるプリンターの性能をフルに引き出せる事が出来るのは、純正トナーに外なりません。

工業品なので100%ということはありませんが、不良率の発生も少なく、検査も厳重に行われている事もあり、安心して利用出来ます。
また、万が一純正トナーが原因でプリンターにトラブルが発生しても、プリンターが保証期間中なら、無償で対応して貰えることも安心感に繋がっています。

本来ならメリットしかない純正トナーですが、多くのサードパーティが参入しているのは、純正品の販売価格が高額のため、安価なトナーを求めるニーズがあるからです。

非純正品のメリットは、言うまでも無く純正品に比べて安価な販売価格があります。

非純正品のデメリットは、販売するサードパーティによっては、品質にかなりのバラツキが有り、色表現では、純正品と比較して大きな遜色が無いものから、大きく異なるものも販売されていますし、中にはトナー漏れなどで本体にダメージを与えてしまう商品も、販売されている可能性があります。

また、プリンターの保証期間中であっても、純正品以外のトナーを使ってトラブルが発生した場合、メーカーの保証が受けられなくなるリスクもあります。

非純正品の種類

非純正品のトナーは、複数の種類があります。

以下の商品以外にも、メーカーが海外向けに販売しているトナーが、日本に輸入というスタイルで入ってくるケースがあります。

日本では、非常に高価な販売価格になっている純正トナーですが、裏を返せばプリンター本体を安く販売して、後々消耗品で利益を回収するビジネスモデルが確立している事に起因しているため、海外の国では同様のビジネスモデルが適用されていない場合、現地では純正トナーが比較的安価で販売されていると言えます。

しかし、たとえ海外では純正トナーであっても、メーカーはこれらの国内販売を容認しておらず、非純正品と同じ扱いになります。
また、2022年の円安が進む中では価格メリットを出す事は困難で、輸送料を考えれば採算が合わず、現在では殆ど見かける事はありません。

他の非純正品について、それぞれ見ていきましょう。

ラベルなしの汎用品

汎用品と呼ばれるトナーは、かなりピンキリで大きな違いがあります。

純正品トナーを生産しているのは、必ずしもプリンターを製造するメーカーで行っているとは限らず、下請けと呼ばれる専門工場に生産を委託しているケースが多くなっています。

その専門工場が、純正品と同じ中身のトナーをノーブランドで、汎用品として販売している場合があります。
中身が純正品と同じで、プリンターメーカーの保証は無くなりますが、大幅に安価な価格で購入出来るのは、大きなメリットです。

しかし、そのような高品質のトナー以外に、純正品とは全く異なる質の悪い商品を、汎用品トナーとして販売しているケースもあり、注意が必要です。

再生品

使用済みとして回収されたトナーの再生品です。
回収されたトナーはリサイクル工場で分解・洗浄・部品交換・トナー充填を行い、再度使用できるよう調整されます。
基本的に純正品と同じですが、使用済みトナーに修理、再加工を施しているので形状が異なることがあります。
使用済みカートリッジを再利用しているので、コストパフォーマンスに優れる強みがありますが、純正品に比べて不具合が多い点がデメリットです。

サードパーティ再生品

メーカーと関係のないサードパーティが再生したトナーも存在します。
使用済みのメーカー製トナーカートリッジをさまざまな手段で入手し、再生して販売しているのです。
再生トナー専門の会社は国内にも数多く存在しますが、品質はピンキリです。
価格はメーカー再生品に比べると大幅に安く、コストパフォーマンスに優れる一方、不具合発生時の保証はありません。
サードパーティ再生品を使う場合は、実績のあるよい再生トナーを作成しているメーカーのものを購入しましょう。

互換品

サードパーティメーカーがカートリッジ筐体を製造し、販売しているトナーのことです。カートリッジさえ適合していれば、互換品であってもトナーとして使うことができます。
他のトナーと比較して価格がかなり安いのですが、カートリッジを含め製品全体をサードパーティが作っているため、純正品に比べて品質が安定しません。
粗悪品になると、トナーが漏れてプリンターを傷つけたり故障することもあります。
互換品を選ぶときは、サードパーティメーカーの評判に注意するようにしましょう。

非純正品トナーの選び方

純正品トナーの購入は、より安い販売価格のお店で購入する事が、コスパに繋がりますが、非純正品では型番が合う最も安価なトナーを選ぶのは、コスパを考えても必ずしも最良とは限りません。

非純正品トナーが、一般的な家電量販店などの店舗で販売されている事は少なく、基本的にはインターネット通販で入手する事になります。

その中で信頼出来るお店選びが、トラブルが少なく品質が高い非純正品トナーの入手に直結して、絶対価格の安さよりも長期的に見たコスパが良くなります。

お店を見分けるポイントとして、レビューも参考にはなりますが、自作自演や金銭を伴った、実態の伴わない高評価も、混じっている可能性が拭えません。

信頼出来るお店なら、自社の扱う製品に自信が有るため、保証が付いているケースが多くなります。
また、最も簡単な見分け方として、継続している年数があります。
粗悪品を販売しているお店は、絶対に長期的に販売を継続する事が出来ません。

多くのユーザーを抱えて、長期的に運営されているお店の非純正品トナーが、結果的にトラブルが少なく、品質が高いコスパの良い商品になります。

純正品と非純正品のメリットとでメリットの詳細は、「純正品・互換品トナーのメリットとデメリット|結局どちらを選ぶべき?」・「純正、互換、リサイクルトナーの違いとメリット、デメリットを解説

この記事を書いた人

テックライター歴5年。通信・ハードウェア業界を中心に、BtoB関連のライティング案件を多数担当。

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