【プリンター・複合機】業務用と家庭用の違いは?選ぶポイント

働き方改革やコロナ禍の影響で、在宅ワークが増えています。
感染状況が落ち着いてきた状況になって、経済活動は徐々に元の姿を取り戻しつつ有りますが、その有効性を実際に導入して気が付いた企業も多く、NTTグループでは2022年の7月から、従業員3万人を対象として在宅勤務を原則とする勤務制度への移行を発表しました。

通勤圏に居住する必要は無く、出社を出張扱いにして旅費も飛行機を含めて全額出る事がニュースになりました。
産業別に在宅ワーク採用には大きな差が出ていますが、通勤時間が不要となり、業務効率が向上して仕事の見える化が進み、オフィスの有効利用や縮小により家賃を含む経費を抑える効果もあることから、今後もこの流れは変わらないと考えられています。

在宅勤務を効率良く行う為には、ペーパレス化で書類の電子化を行い、それを管理するサーバーを用意して、自宅にはインターネット回線とパソコンが必要です。
ペーパレス化が進んでも、オフィスのコピー機が稼働しているのを見ても解るように、紙への印刷は無くなりません。

それは在宅勤務でも同じで、紙に印刷するプリンターが必要になります。
導入するプリンターは、仕事で必要な要件を満たしているタイプを選ぶべきですが、プリンターの印刷方式は、業務用と家庭用で大きく異なります。

その違いをご説明しながら、在宅ワークに最適なプリンタータイプを解説します。

目次

業務用プリンターと家庭用プリンターの性能について

プリンターの印刷方式には、主にインクジェットプリンター方式とレーザー方式が有ります。

業務用と家庭用の差は、以前に比べて小さくなっていますが、用途によってより使い分けされる傾向にあります。

在宅ワークで自宅に導入する場合を念頭に置いて、その違いを見てみましょう。

業務用プリンター

〇レーザープリンター

トナーという粉を熱処理して、紙に定着させる印刷方式です。

トナーを納めてあるトナーカートリッジは筐体サイズが大きく、それが4本必要なカラーレーザープリンターは、本体サイズも大きくなります。

そのためA3対応の機種は自宅に導入する事は無理がありますが、A4サイズまでのタイプなら小型化が進み、自宅への導入も可能です。

同じA4サイズのモノクロプリンターなら、トナーカートリッジの本体収納が1本で済む事も有り、家庭用のインクジェットプリンターと比較しても、大きな筐体サイズの差はありません。
コピー機能やスキャン機能が搭載された複合機でも、モノクロ専用なら比較的コンパクトなサイズに収まっているため、無理なく自宅に導入できます。

美しいビジネス文書の出力と、印刷スピードを考えれば、在宅ワークに最適なプリンターだと言えます。

〇ビジネスインクジェットプリンター

自宅にあるインクジェットプリンターで、ビジネス文書を印刷した経験のある方なら、なんとなくボーッとして読みにくく冴えない出力された用紙を見て、がっかりした事が有ると思います。

従来のインクジェットプリンターと比較して、インクを用紙に吹き付ける事で印刷する方式は変わりませんが、利用するインクに顔料タイプを使っている事が大きな違いです。

顔料タイプは紙に浸透して滲むのではなく、紙の表面に乗って定着する特性を持っています。
これにより、レーザープリンターに迫る、ハッキリとした読みやすい文字を印刷する事が可能です。

インクジェットプリンターが本来持つ、コンパクトなサイズ筐体に収まっていて、熱処理を行わないため消費電力が少なく、ウォームアップタイムも必要としないため、一枚目の印刷が直ぐに開始されます。

文字の黒だけ顔料インクを利用して、繊細な色表現にはカラーインクを利用する、ハイブリッドタイプのビジネスインクジェットプリンターもあります。

家庭用プリンター

〇インクジェットプリンター

家庭用のインクジェットプリンターは、写真を印刷する手段として最適です。

従来からあるインクジェットプリンターは、染料インクを利用していて、紙に染みこんで他のカラーと混じり合うことで、繊細な色表現が可能になってます。

写真をメインに据えて設計がされているため、きめの細かい表現が出来る解像度も高く、その反面では印刷速度が極めて遅いという特性が有ります。

ビジネス文章の印刷には、読みにくく出力に時間が掛かる事を考えても、向いていません。

そのため、在宅ワーク用に利用するプリンターとしては不向きです。

業務用プリンターと家庭用プリンターの印刷について

印刷について、その違いを見ていきましょう。

業務用プリンター

〇レーザープリンター

オフィスで利用する大型複合機コピー機と比較しても、遜色の無い印刷クオリティが可能で、自宅をオフィス化するビジネスツールに最適です。

徐々に部分的印刷を重ねていくのではなく、1ページを丸ごと一気に印刷するため、印刷速度が速い事も特徴です。待ち時間のイライラがありません。

滲みが無くスッキリとした文字と、長期間の保管にも耐え湿気による劣化にも強く、マーカーで後から線を引いても、文字が滲みません。

〇ビジネスインクジェットプリンター

インクジェットプリンターは、ビジネス利用には向かないと考えられていましたが、その弱点を克服したビジネスインクジェットプリンターは、レーザープリンターと比較しても遜色の無い、美しいビジネス文書をプリントアウト出来る能力が有ります。

解像度を落としてあるため、昨今のビジネスインクジェットプリンターは、レーザープリンターに迫る印刷速度を実現しています。

ハイブリッドタイプなら、文字と写真が混在するビジネス文書の印刷では、読みやすい黒文字と美しく繊細な写真を1枚の用紙に印刷が出来ます。

家庭用プリンター

〇インクジェットプリンター

繊細で高画質な写真印刷をするプリンターとして、インクジェットプリンターが最適です。

文字の印刷やコントラストがハッキリしている必要が有る、ビジネス文書の印刷には向いていません。

印刷速度は遅く、連続して印刷するニーズにも向いていません。

業務用プリンターと家庭用プリンターはどちらを選ぶべきか

写真を美しく印刷する目的なら家庭用プリンターですが、在宅ワークなど仕事にも利用する前提なら、業務用が最適です。

スペックで選ぶ

〇速さで選ぶ

印刷の速さで考えれば、圧倒的に業務用プリンターです。
印刷内容がモノクロに限られる場合は、モノクロレーザープリンター一択です。

連続印刷の頻度が高いなら、レーザープリンターが最適で、1枚ずつで多種に印刷が必要なら、即座に印刷がスタートできるビジネスインクジェットプリンターが最適です。

〇筐体サイズで選ぶ

置き場所が限定される場合は、サイズ筐体が小さい、ビジネスインクジェットプリンターが最適です。

〇省電力で選ぶ

消費電力が少ないのは、ビジネスインクジェットプリンターです。
レーザープリンターは、スタートアップ時や印刷稼働時に熱処理を行う為、電力消費が大きくなります。

〇手間の無さで選ぶ

ビジネスインクジェットプリンターも、インクタンク方式や大容量インクの登場で改善されていますが、消耗品の交換頻度の少なさで選べば、レーザープリンターです。

利用頻度によっては、ビジネスインクジェットプリンターはインクが固まる事があり、クリーニング作業が必要になることがありますが、レーザープリンターではその必要がありません。頻度が少ない場合でも、特別な作業無く印刷に取りかかれます。

最大給紙枚数はレーザープリンターが多い傾向にあり、印刷枚数が多い場合は用紙補充の手間が少なくて済みます。

コスパで選ぶ

〇本体価格

以前の価値観ではレーザープリンターの方が高額でしたが、最近ではビジネスインクジェットプリンターの高性能化に伴い、価格の逆転が起こっています。

逆にレーザープリンターは安価になっていて、カラーレーザープリンターでも3万円程度で入手が可能で、モノクロレーザー複合機でも、2万円程度で販売している事があります。

最新のビジネスインクジェットプリンターは、3万円程度で購入出来るものも有りますが、ハイクラスでは7万円を超える価格が表示されているケースも有ります。

〇印刷コスト

これも従来の価値観ではレーザープリンターの方が安かったのですが、大容量インクの登場で大幅に印刷コストが下がり、最新機種ではビジネスインクジェットプリンターの方が安くなっているケースがあります。

最新の大容量インク搭載のビジネスインクジェットプリンターでは、カラーでも1枚2円程度の驚くべきコスパを実現する機種が登場しています。

〇コスパも手間なしもレンタルが最適

プリント革命のレンタルプリンターサービスでは、豊富な業務用プリンターが揃っています。

決められた枚数まで月額レンタル料だけで利用が出来て、初期費用も必要ありません。消耗品の手配も、ホームページから気軽に出来ます。配送料も掛かりません。

会社で一括して管理が出来るため、利用者は印刷するだけで良く、退職や異動などで不要になれば、リース契約とは異なり、6ヵ月以降は返却すれば別途費用も掛かりません。

プリント革命で、在宅ワークに必要な業務用プリンターを、会社で一括導入する事業所が増えています。

この記事を書いた人

新卒でIT企業に入社し営業を経験。現在はフリーのWebライターとして活動しています。
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