レンタルプリンター会社が印刷枚数無制限サービスを提供していますが、果たして本当にカラーも印刷し放題の無制限なのでしょうか。
実際に印刷無制限だとしたら、リースと比べると割安になりますよね。
プリンターレンタル会社が提供する料金プランは、かなり細かく作られており印刷枚数無制限のプランもありますし、一部上限枚数が設定されているプランがあります。
この記事では、各社の料金プランを比較し、最適なプランを考察してみたいと思います。印刷枚数を元に選定を考えている方はぜひ御覧ください。
文中に出てくる金額は、全て税抜価格です。
主要レンタルプリンター会社の印刷上限
主なレンタルプリンター会社の印刷上限や無制限のプランはどのように設定されているのでしょうか。
主な会社3社を比較してみましょう。
ウルトラプリント
- ライトプラン5000円~、印刷枚数上限は1000枚まで
- 初期費用1万円~3万円かかる
- 2ヶ月平均が1000枚を超えたら使い放題プランへ移行
プリント放題
- ライトプラン5000円~、印刷枚数上限は3000枚まで
- プリント放題プランは8000円~、印刷枚数上限は10000枚まで
スリホ
- 月額8000円~上限2000枚
- 毎月5日に印刷レポート提出
- 月間2000枚を2ヶ月連続で超えるとスリホプランへ移行
枚数が2000枚から3000枚程度だとコスパが悪い
主要3社のライトプランを見ると、上限枚数はおおよそ1000枚から3000枚の範囲に設定されていました。
それ以上は印刷し放題プランとなり、枚数次第では逆にコスパが悪くなってしまう、という結果になります。
ウルトラプリントは、1000枚を上限としておりライトプランは初期費用がかかる設定となっています。
ライトプランに関してはあえてコスパ悪く設定されているようです。2ヶ月の平均印刷枚数が1000枚を超えると自動的にプラン変更となります。
プリント革命は、3000枚まではライトプラン、それ以上はプリント放題プランです。
一応枚数でカウントをしているようですが、実際のところはインクの出荷量でカウントしています。
スリホは月2000枚で月額8000円です。こちらもあまりコスパがいいとはいえません。ライトプランでは毎月の報告が必須となり、こちらも月2000枚を2ヶ月連続で超えるとスリホプランへ移行となります。
印刷枚数に制限がある理由
ライトプランに低めの印刷上限枚数が設けられているのはなぜでしょうか。
それは、プリンター本体の印刷耐用枚数があるからです。印刷上限枚数を高く設定していたら早めにプリンターが壊れてしまい、元が取れなくなってしまいます。
印刷無制限プランには、レンタル会社が損をしない程度の月額料金が加算されています。
いわば、印刷無制限の料金設定がプリンターレンタル会社の損益分岐点というわけです。この状況から考えると、プリント枚数が少ない場合はレンタルをしても元が取りにくいということになります。
印刷無制限を考える
昨今は無制限の「放題」サービスの、サブスクリプションが盛んです。
最も古くからある「食べ放題」のバイキングでも、いくら大食漢でも一人の人間が一食に食べられる量には限りが有り、無制限ではありません。
音楽聴き放題のサービスでも、一日に聞ける時間は最大24時間しかありません。
寝食の時間も全て聞きっぱなしの生活は、現実的に考えて1ヵ月間継続する事は不可能です。
印刷枚数の根拠
レンタルプリンターサービスを利用するユーザーが、24時間連続印刷を、1ヵ月間継続する様な使い方は、現実的に考えられません。
では1ヵ月に何枚の印刷が出来れば、事実上の印刷し放題になるのか考察してみましょう。
幅広い利用者が、それぞれの使い方をしている中で、印刷枚数を最も掌握しているのは、プリンター・コピー機を製造しているメーカーです。
プリンターの法定耐用年数が5年と定められているため、その間の通常利用に関しては一定の担保をする必要が有ります。
通常ではない利用とは、主に印刷枚数の事を指しています。
そのため、耐用年数とは別に耐久枚数の項目を設けています。
家庭用プリンター
多くの家庭用インクジェットプリンターの耐久枚数は、2万枚程度に設定されています。
耐用年数5年から計算すれば、1ヵ月あたりの印刷枚数は300ページ強になります。
平均すれば300ページ強ですが、家庭用では印刷頻度は月によって大きく変わる可能性がありますが、1ヵ月に印刷枚数が1,000枚程度有れば、事実上の印刷し放題が実現できます。
レーザー複合機コピー機
レーザー方式のプリンターやコピー機は、家庭用のインクジェットプリンターと比較して耐久枚数は多くなっています。
中型複合機では、概ね10万枚から30万枚程度に設定されているケースが多くなります。
20万枚で耐用年数5年から逆算すると、200,000枚÷60ヵ月=3,333枚 になります。
多少の余力を見て設定されている事も加味して考えれば、1ヵ月の印刷枚数は3,000枚以下の事業所が多く、多くのオフィスでは3,000枚のプラン契約で、事実上の印刷し放題が実現できると考えられます。
具体的な3,000枚印刷時に掛かる費用を比較
多くのオフィスにとって、事実上の印刷し放題になる3,000枚を印刷するのに掛かるコストを比較してみましょう。
各社とも最も利用される定番にあたる、A4サイズ複合機を対象にします。
ウルトラプリント 15,000円
初期費用が10,000円掛かりますが、使い放題プランを選択する場合には請求されません。
安価なライトプランの規定印刷枚数は1,000枚のため、3,000枚の印刷をするのには、使い放題プランになります。
ウルトラプリントは、月額レンタル料が15,000円になります。
プリント放題 14,000円
初期費用は、いずれのプランを選択しても掛かりません。
安価なリミテッドプランは、規定印刷枚数が2,000枚のため、3,000枚を印刷するのには、バリュープランになります。
プリント放題は、月額レンタル料が14,000円になります。
スリホ 15,800円
初期費用は、いずれのプランを選択しても掛かりません。
安価なライトプランは、規定印刷枚数が2,000枚のため、3,000枚を印刷するのには、スリホプランになります。
スリホは、月額レンタル料が15,800円になります。
プリント革命 5,000円
初期費用は、いずれのプランを選択しても掛かりません。
プリント革命は、安価なライトプランでも、規定印刷枚数は3,000枚になっています。
プリント革命は、同じ条件で月額レンタル料が5,000円になります。
プリント革命の印刷上限は業界トップクラス
https://printing.ink-revolution.com/
主要各社は印刷枚数に上限を設定していることがわかりました。
プリンターをレンタルする場合は、ある程度の枚数印刷しないと元がとれません。しかし、プリント革命ではライトプランでも印刷上限枚数が3000枚となっており、コスパよく運用できるようになっています。
ライトプランでも使いやすい
プリント放題プランは上限1万枚までとなっており、月額料金はプリント放題コースが8000円、ライトプランが5000円からと割安に抑えられています。
ライトプランでは枚数以外の成約はつけられていませんので、枚数が少ない運用でも使いやすくまとめられています。
大量印刷をしないケースで、プリンターのレンタル運用をお考えの場合はプリント革命がオススメです。
他社であればコスパが悪くなりがちですが、プリント革命なら大量印刷での運用も月1万枚までならコスパよく運用することが可能です。
レンタルプリンターの活用はコスパのいいプリント革命を検討されてみてはいかがでしょうか。