働き方の多様化という意味では、人に雇われるのではなく自分でビジネスをスタートさせる起業、スタートアップという形が注目されています。
このスタートアップ企業は将来的な可能性は持っているものの、いきなり資金を使ってなんでも自由できるというわけではありません。
例えばオフィスに必要な備品、プリンターに関しても賢く選択しなければなりません。
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起業時にプリンターが必要な場合の選択肢と予算

IT化が進んだとはいえ、ビジネスにはプリンターがまだ不可欠です。
多くお情報のやりとりはメールなどを使ってやりとり可能ですが、相手から送られてきた書類に書き込みをして保存、共有したり、あるいは見積書やプレゼン資料をペーパーで顧客に渡すという作業は、いまだに重要なポジションを占めています。
では、起業の時にプリンターが必要な時には、どのような選択肢があるのでしょうか。
リース契約した場合
一般的にオフィスでプリンターやコピー機が必要な場合、リース契約で用意するという発想が主流かもしれません。
しかしリース契約をするためにはリース会社の信用調査など、各種審査を受けなければならず、このような審査はスタートアップ企業に対して厳しいものとなっています。
現実的に初めて起業する人にとって、このリース契約はかなりハードルが高いものと言えます。
購入した場合
もしリース契約ができないとなると、次のアイデアとしては機器を購入することになるとお考えかもしれません。
しかしスタートアップ企業のほとんどは資金に乏しく、準備にかけるお金をできるだけ節約したいものです。
さらに、実際に事業をスタートさせると、当初想定していたようなプリンターの使い方が実情に合っていない可能性もあります。
レンタルした場合
実はもう一つの選択肢として、プリンターをレンタルするという方法があるのです。
もちろんレンタルは専用の事業者が提供しているサービスですから、ビジネス用途でも安心して利用可能なのです。
圧倒的にレンタルの方が初期投資が少ない

ではそんなプリンターのレンタルサービスにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
まず一つはその、圧倒的なコストパフォーマンスです。
イニシャルコスト
レンタルプリンターの場合、初期投資となるイニシャルコストは必要ありません。
必要となるのは使用し始めた月からの月額料金だけですから、初期資金が不足しがちなスタートアップ企業にとって、大きなメリットがあると言えるのではないでしょうか。
もしここでプリンターのイニシャルコストを抑えることができれば、その浮いたお金を生産的な投資に振り返ることも可能となります。
ランニングコスト
さらにコスパが優れているのはイニシャルコストだけではありません。
レンタルプリンターは消耗品であるインクやトナーのコストも、リースや自分で購入する場合より、安くできます。
ランニングコストも減らせれば、企業仕立てのビジネスの負担も軽くなります。
スタートアップにはプリンターレンタルがおススメな理由

では続いて、スタートアップにはプリンターレンタルがおすすめな理由を順を追って説明していきましょう。
初期費用を抑えられる
まずはなにより、レンタルでプリンターを用意すれば初期費用が必要ないというのがスタートアップにとってのメリットでしょう。
レンタルプリンターで必要な費用は、使い始めてからの月額費用だけですから、事前にお金を支払う必要がありません。
契約期間に縛りがない
契約期間に関してもレンタルプリンターを利用すれば融通が効くというのも、スタートアップでのメリットになります。
リース契約の場合は複数年にわたって使い続ける契約になり、途中で解除できません。
しかしレンタルであれば使う期間だけの月額料金を支払うだけで良いため、無駄な経費が発生しません。
利用期間中に使い方が変わり、機種を変えたい時でも簡単に変更できます。
いつでも増台や移動ができる
事業を進めるに従ってプリンターの使い方が変わるというのも、スタートアップ企業ならありがちな状況です。
そのような時でもレンタルプリンターであれば台数を増やして必要な部署に移動できるなど、メリットを生かした活用が可能となります。
起業時にプリンターリースを選ばない方が良い理由

一方で旧来のリース契約は、企業のために使うには不向きと言えます。
その理由はどのようなものなのでしょうか。
起業前や直後だと審査が通らない可能性が高い
リース契約がおすすめでないという以前に、リース契約では契約者の審査があり、この審査は起業したての場合通らないことが多く、そもそもリースが使えない場合がほとんどです。
起業直後から5年のローンを背負うことになる
よく勘違いされがちですがリース契約というのは、結局契約期間の支払いは途中で終了できない契約です。
つまり名称はリースされているように思えますが、実質的には分割でローンを支払っているようなものなのです。
スタートアップから5年という長期のローンを組んでしまうというのは、企業仕立ての会社にとって負担が大きいと言わざるを得ません。
解約には違約金がかかる
上記のようのリース契約は途中で解約ができない仕組みになっていることが多く、そのような場合は解約しようとしても残債分と同程度の違約金が発生してしまいます。
リースといえども、実質的には長期で機械代を分割して支払うローンと同じような扱いになることを理解しておきましょう。
起業時にプリンターの購入をしない方が良い理由

では次に自分でプリンターを購入した場合、スタートアップの際にはどのような問題があるかを見ていきましょう。
初期投資がかかる
プリンターの購入は、たとえスタートアップの資金が足りない状態でも差別なく一定のコストが必要となります。
ビジネスユーズでプリンターを使う際には、あまりに低スペックな機種の場合思い通りに使えなかったりしますので、ある程度の機能を持った機種を選ぶべきです。
そうなるとやはり一定の価格帯以上の機種となり、起業資金の負担になってしまいます。
メーカ―の保証期間が過ぎたら対応はしてもらえない
プリンターはパソコン周辺機器の中では、比較的トラブルが起きやすい機器です。
もしプリンターを購入した場合、トラブルに対処してもらえるのはメーカーの保証期間のみで、それ以降万一修理が必要になっても、無償での対応はしてもらえません。
そのため新品を購入しても安心して利用できる期間は、一般的なメーカー保証期間の1年だけとなってしまいます。
印刷コストで一番高額なインク/トナーは別途購入しないといけない
今まで実際に自分でプリンターを購入した経験があるのなら、プリンターのインクのコストがかなりかかることをご存知かもしれません。
しかももしビジネスで活用するとなると、インクの量は個人使用とは比にならないほど必要となり、高価なインクを次々と購入しなければならないかもしれません。
さらにレーザープリンターを利用した場合、インクではなくトナーが必要となり、このトナーはインクと比較してさらにコスパが悪くなってしまいます。
プリンターを自分で所有すると、このようなコストが発生し、立ち上げたばかりの会社の経費を圧迫してしまいます。