手差し印刷はどんな時に使うの?使い方やメリットを紹介

印刷といえばA4用紙やB5用紙など決まった定格サイズのコピーを行うのが一般的ですが、写真やハガキ、名刺のように普通紙と違う紙であってもプリンターでの印刷は可能です。
今回は、さまざまな印刷方法が選択できる手差し印刷について簡単に説明します。
手差し印刷ならハガキ印刷や透明フィルムでのアーティスティックな作品作りも可能なんですよ。

目次

手差し印刷とは?

普通の印刷であれば、プリンターの自動給紙カセットに用紙を補充してから印刷するのが一般的です。
会社の複合機やプリンターで印刷する場合も、自動給紙カセットに用紙を補充して使いますよね。
決まったサイズの用紙に印刷するのが当たり前だと思われていますが、オリジナリティあふれる印刷もプリンターを使うことで可能なんです。
例えば、はがきや名刺、子どものお名前シール、お洒落にデコレーションした透明フィルムへの印刷も可能なんですよ。

手差し印刷を使うシーンとは?

自動給紙に補充する印刷用紙は、A4やB5といったサイズの決まった薄い印刷用紙で印刷するのが一般的です。
決まったサイズでない規格外の用紙、厚みのある用紙に印刷するときは手差し印刷で印刷します。

はがきの印刷

キレイにプリントアウトされた年賀状が毎年のように届きますよね。
まるで店で印刷されたように感じるかもしれませんが、ほとんどの場合は自宅のプリンターを使っています。
プリンターの自動給紙では印刷できないため、手差し印刷で対応しています。
普通用紙は0.07~0.08mm程度の厚みですが、年賀状であれば0.18~0.22mm程度の厚みがあります。
年賀状のようにサイズが小さく厚みがある用紙の場合は、手差し印刷で対応をします。

表面が粗い厚手の画用紙

基本的に文房具店で販売されている画用紙にも印刷ができるんですよ。

一般の家庭にあるプリンターはインクジェットと呼ばれる印刷用紙にインクを飛ばして印刷用紙に貼り付ける印刷方法を使っています。
画用紙にもインクを飛ばして張り付けることで印刷ができるんです。
ただ、一般の印刷用紙とは違うので、印刷がぼやける場合がありますのでご注意ください。
美しく印刷したい場合は、やはりインクジェット用の印刷用紙をオススメします。

名刺の印刷

名刺用紙またはカード用紙を使用することで、名刺も家庭用プリンターで印刷できます。
名刺用紙は1枚ずつ印刷するのではなく、10枚の名刺を1シートにしたA4サイズの用紙に印刷するのが一般的です。
印刷用紙にミシン目がついているので、印刷後に切り離して使います。
マットなタイプもあれば、アートポスト紙のように光沢があり豪華なタイプもあります。

手差し印刷で印刷に向いている用紙

少しこだわった印刷がしたい場合、手差しでの印刷がオススメです。

アートポスト紙

アートポスト紙とは、高品質の紙をコーティングした紙のことで、なめらかで美しい光沢のある厚紙です。
写真等の再現性が良いのが特徴で、ポスターや写真集、冊子の表紙など色鮮やかな印刷に使います。

マットコート紙

マットコート紙とは、高品質の紙をベースにマットペイントにコーティングした紙のことです。
光沢紙よりも光沢は少なく、紙の滑らかさは光沢紙よりも低くなります。
上品で文字が見やすく長時間見ても目が疲れないため、カレンダー、カタログなどに使用します。

OHPフィルム

OHPフィルムは、一言で言えば「透明なコピー用紙」です。
正式にはオーバーヘッドプロジェクターシートといい、テキストや図面が描かれた透明なフィルムを、オーバーヘッドプロジェクターに透過して使うのが一般的です。
最近では、プロジェクターに透過するだけでなく、透明アクリル板に貼り付けたり、ネガフィルムのように使用したり、アーティスティックな使われ方もしています。
手書きの代わりにフォントを使ってプロらしいアイテムを手作りできるのも魅力です。

 

この記事を書いた人

家電をはじめ、複合機などのオフィス備品にも強いWebライターです。今後は主にプリンターなどの備品を中心にリースやレンタル業界についても記事にしていきたいと思っています。

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