印刷の濃度とは?コントラストとは何が違うの?印刷との関係

プリンターやコピー機で写真を印刷する際、印刷設定の中でいろいろな数値を自分で調整できることに気がついた方もいらっしゃるでしょう。

今回はそのうち「濃度」についてお話ししていきます。もし今よりも色鮮やかな写真を印刷したい、あるいは自分好みに微調整したいと考えているならぜひ参考にしてください。

コントラストと濃度の違いや、印刷と濃度の関係についても説明していきます。

印刷の濃度とは「彩度」のようなもの

冒頭で「濃度」という単語を出しましたが、写真や画像の加工において濃度という単語は実はないのです。

では何のことを濃度と呼ぶのか。それは、彩度を調節することでしょう。

彩度を高くすると写真・画像の色合いが全体的に色鮮やかになり、調整前よりも色が濃くなったように感じるため、彩度のことを濃度と呼ぶ場合もあります。

ただし、濃度と彩度は別のものですから「濃度=彩度」ではないことはおさえておいてください。

濃度とコントラストとの違いは?コントラストは明度の差

プリンター類の印刷設定の中に、「コントラスト」という単語があるのを見かけたことはないでしょうか。

コントラストを上げ下げすると写真・画像の色合いが変化するため、濃度や彩度と同じような意味合いだと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、濃度とコントラストは違うものです。コントラストは明るい部分と暗い部分の明度の差のことを指しています。

たとえば、人が立っていて太陽によって影ができている写真のコントラストを調整するとしましょう。

この写真のコントラストを高くすると、日光が当たっている部分が調整前より明るくなり、白っぽいような色に変化します。影の部分はくっきりと見えるので、黒い部分が濃くなったように感じるでしょう。

このように色自体は変化させていなくても、明度の差が開くことで色合いが変化して見えるため、全体的に色を鮮やかにする濃度を変えたときと同じ調整をしていると感じてしまうのです。

しかし濃度とコントラストは違うものなので、調整するときは写真・画像をどう変えたいのかによって使い分けてください。

濃度と印刷の関係は?調整したほうがいい?

では再び濃度の話に移りましょう。プリンターやコピー機で写真を印刷する場合、濃度は調整すべきなのでしょうか?それともそのままが良いのでしょうか。

これは「仕上がりの好みによる」というのが答えです。ありのままの写真・画像が美しいと思えば下手に調整しないほうが良いですし、もっと鮮やかにしたいと思えば彩度を調節したほうが良いでしょう。

人を移したポートレート写真はそのままで良いケースが多いですが、風景写真は彩度を調節したほうがよりキレイに印刷できる場合もあります。

たとえば紅葉写真なんかは、彩度を高くしたほうが赤く染まった紅葉の色がはっきり濃く見えるので、鮮やかな印象が強まるでしょう。

濃度や彩度に関しては、実際に印刷してみないと良いか悪いかがわからない部分が多いものです。

もし写真・画像をそのまま印刷してみて「なんだか物足りない」と感じたら、彩度だけでなくコントラストや明るさなども調節してみると良いでしょう。

まとめ

濃度という言葉は写真・画像の加工において一般的には使われない言葉なので、濃度と言われたら「彩度を調節すること」と考えると良いでしょう。ただし、濃度と彩度はイコールではないことはおさえておいてください。

コントラストは明るい部分と暗い部分の明度の差ですから、これも濃度や彩度とは違います。

このようにそれぞれ何を指しているか、調節すると何が変わるのかには違いがあるので、しっかりと理解しておき必要に応じて印刷前に調節しましょう、