プリンタ―の目詰まり、解消する方法は様々あると思います。
プリンタ―自体のクリーニング機能や専用の洗浄液カートリッジなどなど。
しかし、それを行っても完璧に改善しない場合ってありますよね。
私も常に「なんとかならないものか…」と思っています。
今回はそんな同じ悩みを持つ方の参考になればと思い、普段から使っているプリンタ―を分解して目詰まりを解消を目指してみたいと思います!
分解するプリンターはEPSONのビジネスインクジェットプリンターPX-M885F
PX-M885Fは2019年に発売されたビジネスインクジェットプリンタ―です。
使用期間は2年ほどで文章も仕事用の資料もキレイに素早く印刷ができるし、写真も専用の用紙を使うことでとてもいい出来に印刷することが可能でとても気に入っているプリンタ―でした。
しかし先月突然きれいに印刷ができなくなりました。
ヘッドクリーニングも洗浄液も試しましたが、改善はするもののイマイチ納得がいかず…。
同じ機種の買い替えも検討しましたが、どうやら後継機も出ているようでわざわざ同じ古い機種にするものなぁと悩むこと一週間。
どうせ買い替える覚悟があるなら、今のプリンターを分解してみよう!という結論に至りました。
分解する上での諸条件
目的はプリンターの目詰まり解消。
解体者は家庭用プリンターを分解洗浄し、再度組み立て回復させたことはある程度で、ビジネスインクジェットプリンターは今回が初めて。
分解&洗浄をし正常に稼働させることを目的とするが、初の試みなのでもとに戻せない覚悟を持って挑む。
使用する工具は一般的なもので外装用のドライバーと内部用の精密ドライバー各種程度。
EPSONのビジネスインクジェットプリンタ―PX-M885Fを分解してみる!
それでは分解開始!
覚悟したとはいえ、安いものではないので少し緊張します。
①天板を開け中のねじを外す
まずはどこから開けていいのか分からないのでとりあえず天板から。
②天板のねじも外していきます
天板だけでなく外装がつながっているので順番にはずせるものからはずしていきます。
③サイドや背面にあるねじを外していきます
④カバーを外すと基盤がたくさん入っていて悩む
外装を外してみて絶望。
どこから手を付けていいのか分からいのでひとまず全方位から確認。
⑤とりあえずいくつかのプラグを抜きヘッドを目指すことに!
ヘッドにアクセスできるように外せるパーツから外していきます。
もちろんどこに何がどんな風についていたかを記録しながら。
⑥ねじは外し基盤を取り出す
(この時点で元に戻せる可能性がかなり低いことに気が付いたがそのまま進むことに・・・)
⑦色々外したけどヘッドもたどり着けない・・・
⑧一旦左側面は諦めて右側面を見てみる
絶望しているなか、左側にもねじがあったためこちらから進めることに!
⑨ねじをひたすら外し天板の部品を取り除く
ようやく天板が外すことができました。
この時点でヘッドは見えているもののまだ壁は多い。
⑩上部の部品を外していく
ここまでで約1時間。
さすがにちょっとつかれてきました・・・。
しかし、ヘッドが見えているのでどんどんパーツを外していきます。
⑪上からみた図
枠の箇所がヘッドセクションです。
⑫さらに部品を外していく
⑬右側面のカバーを外す
やっとヘッドの側面が見える!!
ネジがたくさん見えるのでここからは比較的スムーズにすすめられそう。
⑭枠を全て取り外しようやくヘッドとご対面
やっと外装を外し終えて丸裸にすることができました!
⑮右側面からはこんな感じ
枠のところがヘッドセクションです。
いよいよ本格的に問題の箇所の分解に取り掛かることができます。
⑯ヘッドのカバーを外していく
⑰基盤とご対面
精密部分に差し掛かるのでここからはさらに気を引き締めていきます。
⑱ヘッド部分に着手
ヘッドを取り外すためにインクが通るチューブを抜く。
…が失敗!!インクが駄々洩れてきた。
インクは取り外して放置しておいたのに、チューブに思いのほか残っていたようです。。。
⑲大惨事
このまま止めても仕方がないので、チューブ部分をとってみます。
案の定さらにインク漏れが加速。
結論:ビジネスインクジェットプリンターの分解は失敗…!
結果的に分解は失敗に終わりました。
部品数は家庭用に比べて非常に多く、それに比例してねじの数も多かった。複雑な構造でそもそもヘッドへのアクセスが困難でした。
インクが漏れてしまったことや基盤にも影響がでそうだったので続行はしない判断をしました。
ビジネスインクジェット機種(PX-M885F)は、昔のシンプルな構造のプリンターと比べ正常に稼働できるように洗浄する事は困難ですね。
結論、この手の機種はヘッドクリーニングで解決しない目詰まりを自力で分解・洗浄し解決するのはおすすめしません。 ご参考になれば幸いです。