サービスについて「レンティオ」と「プリント革命」を比較します

社内でデジタル化・ペーパーレス化を推進している場合、契約期間が長い大型複合機コピー機のリース契約は足枷になる事があります。

そんな未来を見越した上で、現状の社内プリントニーズに応える術として、レンタルプリンターを検討する企業が増えています。

最初は自社で購入したプリンター複合機等を稼働しても、それなりの数量をプリントアウトする企業ではインク代・トナー代が嵩み、辟易して改善方法を検討する中で出てくるのがレンタルプリンターサービスです。

「レンティオ」と「プリント革命」のレンタルプリンターサービスについて、比較検討してみます。

目次

プリンターレンタルサービスとは

プリンターレンタルサービスのニーズには、大きく2つあります。

ビジネス用途

リースしている大型複合機コピー機を、レンタルプリンターに合理的に置き換える場合は、カウンター料金が掛からずに保守が受けられる事に加えて、ランニングコストが一定に抑えられるメリットが有ります。

リースしてメインで使っている大型複合機コピー機が、フル稼働しても追いつかずプリント待ちが発生している現場では、2台目以降にレンタルプリンターを増設導入するケースがあります。メイン機のカウンター料金が押さえられて、トータルランニングが抑えられるのに、従来通りメンテやインク・トナーの手配は考えなくても良く、業務効率が向上するメリットが有ります。

テレワークの増加で、自宅に印刷環境が必要になったニーズも増えています。

個人用途

普段は自宅で印刷しない方が、一定の時期限定で必要に迫られるケースです。
たとえば、町内会・PTA等の役員になって印刷することが必要になっても、必要な期間は1年間に限られます。
一時的なテレワーク・リモートワークになり、自宅でプリントする事が必要になる場合も同様ですね。コロナ禍が収まれば、通常勤務に戻る場合等にレンタルプリンターは合理的な導入方法です。
掛かった経費の精算がしやすい事も、レンタルプリンターのメリットです。

「旅行に行った先の、その場でプリントしたい!」「結婚式で、その場で写真をあげたい!」という短期ニーズもあります。

ラインナップ

両者の取り扱い機種の内容を見ていきましょう。

「レンティオ」のレンタルプリンターラインナップ

レンティオは、オンラインに限定した家電レンタル事業を展開しています。
個人が家庭で使用する事がターゲットであり、その中にプリンターもあります。
そのためラインナップはインクジェットのみで、コピー対応の複合機はありますがFAXに対応した機種は取り扱っていません。
対応サイズも最大A4サイズまでになっています。大型複合機コピー機からの乗換に適した機種は存在が無く、複数人でのオフィス使用は、セキュリティ等を含め対象にしていません。

しかし、通常のレンタルプリンター専業では取り扱いの少ない、「ラベルプリンター」「フォトプリンター」「ポータブルプリンター」があり、もっとレアなところでは「ネイルプリンター」もあります。

「プリント革命」のレンタルプリンターラインナップ

プリント革命は、レンタルプリンター専業です。
展開するラインナップは、スピードとクオリティが求められるオフィス使用を前提にしたタイプを軸に、FAX・A3用紙対応まで幅広く展開しています。
ビジネスインクジェットプリンターだけでなく、レーザープリンターも展開していて、モノクロ専用機はレンティオがインクジェットプリンターなのに対して、プリント革命はレーザープリンターです。
大規模オフィスのサブから、テレワーク・小規模オフィスに最適なラインナップになっています。

しかし、フォトプリンターやラベルプリンター等は、プリント革命に扱い自体がありません。

契約期間と料金体系

契約期間と料金体系を見ていきましょう。

最低利用契約期間

基本的な最短契約期間は、「レンティオ」も「プリント革命」1ヵ月ですが、料金はどちらも3ヵ月分の請求が発生します。

「レンティオ」ではフォトプリンター等の小型タイプでは、3泊4日のプランを用意していますが、通常のA4サイズ普通用紙が使えるタイプには、それらの短期設定はありません。

プリンターは実際に必要なデータをプリントアウトしてみるまで、解らない事が往々にしてあります。どんな色が出てくるのか?文字の解像度は読むのに耐えられるか?印刷スピードは?等は、カタログデータだけでは実際のところ解りません。

「プリント革命」では、7日間トライアル制度があります。
気になるプリンターを実際に使ってみて、これならOK!となれば本契約に移行し、自分のニーズには合わない機種と判断すれば、本契約に移行する事無く無料でお試しが出来ます。

料金体系

「レンティオ」は、プリンター本体のみのレンタルで、インクは別途購入するプランと、プリントし放題プランが機種によってあります。

「プリント革命」は、すべてインク・トナー代込の料金体系です。3,000枚/月までの「ライトプラン」と、それ以上の「プリント放題プラン」がすべての機種で選択出来ます。

送料は、どちらも無料になっています。

まとめ

フォトプリンターなど必要に応じて短期のレンタルをするなら「レンティオ」です。
一般的なプリンターレンタルなら、専業の「プリント革命」が安心ですね。

この記事を書いた人

名古屋在住のIT・通信・格安SIMライターです。

プリンターはDOS時代のドットプリンターから使い始めて
初期のインクジェット、モノクロレーザープリンター
カラーレーザープリンターを使ってきて
モノクロ複合機を経てカラーデジタル複合機リースに到達。

業務用テキスタイル熱転写プリンター
業務用テキスタイルインクジェットプリンター見学に
国内・海外工場に何度も足を運ぶマニアで
日夜情報収集に励んでいます。

目次