プリンターはレンタルへ大型複合機のリースから乗り換え可能か?料金比較でわかること

レンタルプリンターと複合機のリースは一見よく似ているように見えるかもしれませんが、実は全くの別物です。

もし現在リースを使っている方でそのコストに頭を悩ませているのなら、レンタルの導入を検討してみると良いでしょう。

ただしリースからレンタルへの乗り換えをよりリーズナブルにするためには、一定の条件をクリアしなければなりません。

それは月額のコストに大きく関係します。

そこで今回はレンタルプリンターと大型複合機のリースの料金などを比較して、どうやって乗り換えたら良いのかについて説明していきます。

目次

レンタルプリンターとリースは何が違うのか

ではまずレンタルプリンターと大型複合機リースは何が違うのかを比較してみましょう。

大型複合機を月額で支払うリース契約

まずリースの場合は、本体価格が高い大型の複合機が対象となり、リースすることで本体を一括で支払わずに月々でリース料を払う形となります。

さらにリースの場合はその他にカウンター料金という、プリントした枚数ごとに従量制で費用が発生し、毎月支払うのは本体のリース料金+カウンター料金ということになります。

短期でも利用できるレンタルプリンター

レンタルプリンターはレンタル料金を支払ってプリンターがレンタルできるサービスです。

扱っているのは大型ではなく中型のレーザープリンターで、基本的には最低1ヶ月からレンタルが可能です。

そのためリースのように長期間にわたって使い続けなければならないということもありません。

さらにレンタルプリンターはリースのようなカウンター料金なしで何枚でもプリントできる、「プリントし放題」のパック料金が設定されているため、非常にリーズナブルに利用可能なサービスとなっています。

レンタルプリンターとリースの費用を比較してみる

続いてリース契約とレンタルプリンターの費用面をチェックしていきましょう。

リース契約の一般的な費用

リース契約の場合、まずどの機種を選ぶかによってリース料金が変わってきます。当然ですが多機能でハイスペックな機種の場合は月額になっても金額は高くなります。

次に何年リースにするかによっても月額が変わってきます。一般的にリース契約の年数は「5年」が基準になっているといっても良いでしょう。5年ということはつまり60ヶ月となります。

ここで一つポイントとなるのは、リース契約というのは形を変えたローン契約だということです。

リース契約にすれば必ずセットにしなければならないとも言える保守管理費用を含み、財務的に経費として扱えるようになるため、経理的に扱いやすいというのが、リースを利用するメリットと言えます。

さらに新品で購入すると購入費用が初期費用として必要となり、大型複合機の場合は100万円を超えるコストがリースを使えば分割で支払えるというのもリースが利用される理由となります。

では実際にリースだとどのくらいの費用になるのかを計算してみましょう。

前述の通りリース料は本体費用とリース契約の年数によって変わってきます。ここでは仮に一般的な大型複合機の相場で本体価格が150万円とします。リース期間が5年=60ヶ月の場合の月額はいくらになるのでしょうか。

リースの場合は単純に分割払いのための金利を計算するのではなく、リース料率という数値を本体代に掛けることで月額を算出します。

例えば5年リースの場合は2%となりますので、150万円の機種の場合月額のリース料金は、

150万円 x 2%(0.02) =3万円

ということになります。

さらにリースの場合はこの本体の分割払い分の他に、カウンター料金や保守契約料金が別途発生します。

保守費用はカウンター料金に含まれることが多いため、次にこのカウンター料金を計算してみましょう。

カウンター料金はリース会社によって設定が異なりますが、一般的には、

  • モノクロ:2円
  • カラー:20円

程度が相場となります。

そうなると月にモノクロとカラーをそれぞれ2000枚ずつプリントしたとなると、

2 x 1000 + 20 x 1000 = 4万2000円

がカウンター料金となります。

以上の料金を足してみると月額7万2000円となり、これは経費としてはかなりの負担になるといっても良いでしょう。

レンタルプリンターの一般的な費用

リース料金の説明が少々長くなってしまいましたが、既にリースを利用している方であれば、その内容はより現実味があったはずです。

では一方のレンタルプリンターの場合は、月額にしてどの程度の費用がかかるのでしょうか。

とは言ってもレンタルプリンターの場合、リース契約をするような大型の複合機ではなく、中型プリンターがハイクラスの機種となります。

しかし近年の中型カラープリンターの機能は一昔前の大型複合に肩を並べるレベルで高機能化していますので、いざリースの大型機から乗り換えても特に使い勝手が悪くなるわけではありません。

中型のレーザープリンターであればインクでなくトナーを使ったカラープリントができますから、その仕組みは大型複合機と同じものとなっています。

逆にコンパクトで場所を取らないカラーレーザープリンターなら、オフィスのスペースに余裕ができるというメリットもあります。

前置きが長くなりましたが、ではレンタルプリンターの月額コストはいくらになるのでしょうか。

レンタルプリンターサービスの中でも知名度が抜群な「プリント革命」でレンタルできるカラーレーザープリンターを、「プリント放題」プランでレンタルした場合の月額費用は、

3万3000円

となり、この費用にはトナー代や保守費用が含まれている「ポッキリ価格」となっています。

つまり大型複合機の本体リース代とほぼ同じ金額で、消耗品やカウンター代などの余計な費用なしで、何枚でも気兼ねなくプリントできるようになるわけです。

リースからレンタルプリンターへの乗り換えは可能?

では現在リース契約で複合機を利用している場合、レンタルプリンターへの乗り換えは可能なのでしょうか。

乗り換えの場合は残債一括支払いの場合も

リース契約の厄介なところが、リース期間中に途中解約や機種の変更ができないことにあります。

そのためまだリース契約中の場合、もしレンタルプリンターに乗り換えようとして契約を中断しようとすると、本体を分割している未払いの残債を一括で返済しなければならなくなってしまいます。

残債があと数ヶ月で終わるというのであれば残債も減っているため一括で支払えば良いのですが、まだ半分程度となると数十万円の支払いが必要となり、乗り換えも現実的で無くなってしまうかもしれません。

逆に言えばこのような「縛り」があること自体がリースのデメリットということができます。

リースをそのままにレンタルにしてもお得になる

しかしもしリースの期間がまだ残っていたとしても、レンタルプリンターに変更する方法は残っています。

それは、リース契約を残したまま使用をやめてカウンター料金を節約し、レンタルプリンターを新たに導入するという方法です。

レンタルプリンターの月額費用はプリントし放題プランを選べば、リースのようなカウンター料金が発生せず、何枚プリントしても月額固定の一律料金だけとなります。

このレンタルプリンターのプラン料金が、今払っているリースのカウンター料金よりも安くつくのであれば、レンタルプリンターを新規で追加したほうがコストダウンになるということです。

リースの更新や乗り換えを検討するならレンタルプリンター

このようにもし今リースで複合機を使っていてそのコストを圧縮したいと考えていたり、これから乗り換えのタイミングで次に何を使おうか悩んでいるという方は、是非一度レンタルプリンターの導入を検討してみてください。

プリント革命ならお試し無料で利用可能ですから、使い勝手も確認できます。まずは一度問い合わせて、その魅力を実感してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

OLとして7年間中小企業に勤務したのち、Webライターとして独立。現在はプリンター関係の記事を中心に多数の媒体へ寄稿中。

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